2010年6月30日水曜日


 年末年始休みも結局準備できなくて、仕事に出ながら荷造りする羽目になってしまった。正直な所、この日になった、何か忘れてるんじゃないかなぁ、と不安な気持ち。

 関空からの飛行機も遅い時間だけど(23:20)、関空行きの羽田からの飛行機も、夜8時頃で充分時間があるので、午前中は仕事をして昼から出かけることとした。
 30年勤続の特別休暇を使ってとは言うものの、休みの日数を見かけ上少しでも短くしたくて。(半日休みの時は一度出勤印を押してから、別覧に0.5休みと記入するので覧としては一ます、つまり一日分短く見える)
 帰ってきたら席がなかった!なんてことまではないと思うけどやっぱりね。

 冬とは思えないほどの良い天気。
時間もあることだしバスで駅に向かうこととする。
久しぶりのバス、200円也。
 指定を取っていたので新幹線も楽々。
東京駅からは山手線で品川。そこから私鉄・京急にて羽田へ。
京急は、少し待ったが何本かやり過ごし羽田線の直通に乗る。

 羽田でさっそく搭乗手続き。ナイロビまでの手荷物・ミレーのザック(いろいろ思い出がある)を預ける。
 搭乗までの時間、初めてゴールドカード会員専用ラウンジへ。
ソフトドリンク無料、新聞・雑誌完備。ちなみに新聞は5紙入っていたけど、全部目を通させてもらいました。

 “時間がある”“時間がある”と何度も言っているけど、要はそれだけ待った、ということ。
でも、いよいよ という気持ちになってくる。

2010年6月27日日曜日

マサイの星は瞬かない 2-2


1月13日 6日目(エナイボルク村3泊目)
マサイの星は瞬かない(2/2) 
一晩でこれまでの人生分の流れ星に遭遇 (ここでは仮に、朝日の出てくる方を東として話を進めます。)

東北東の方角から北へ向かって流れ星が! 長い光跡がはっきりと見えた。
今夜は流れ星をたくさん見られるような予感がする。
焚き火を背にして目を慣らしながら、あちらこちらに目を向ける。
それにつけても、本当に星がじっとしている。こんなのは初めて。
あ!ほとんど真上から東北の方向に向けて星が流れた。
続いて流れた。
流星群が来ているという話しは記憶にないけどそんな勢いだ。

結局この夜はこの方角で6回、最初の方角で確かに1回。東北の方角を注視していて左目の端でとらえる形になったので、もしかしたら違うかもしれないけれど、もう一回流れ星を見ることができました。
この一回を入れなくても7つですよ!
これ私のこれまでの人生で見た流れ星の数を超えたんじゃないの!?

ケニア紀行 2010・1・13 マサイの星は瞬かない2-1


1月13日 6日目(エナイボルク村3泊目)
マサイの星は瞬かない(1/2)

3泊目でようやく晴れた夜となった。この村に泊まるのも今夜が最後。雨中のトイレの不便(手間)さで二晩目には「もう一泊あるのか~」と思ったりしたものの、いざ今夜が最後となるとその不便さも含めて何か名残惜しい。人の気持ちは都合の良いものだ。
チャイをわかし朝はパンをトーストし行水のお湯まで供してくれた焚き火の周りに、一行三人と永松さんジャクソンさんそしてレンジャーのンギョネさんと初日にも来てくれたサイモンさん、犬三匹ネコ一匹が集う。
焚き火はみんなをその周りに呼び寄せ、その炎の揺らめきは気持ちを落ち着け安らげてくれる不思議な力を持っている。
切り出したままの長い枝(幹といっても良いくらいの太さ)を、先が燃えるとはせり出させてこの3日間燃え続けた焚き火。さすがに本数も長さも先が見えてきた。
時と共に漆黒の闇は深さを増し、星もその数を増してきた。
赤道を超したからここは南半球の星座になるわけだけれど、どれとどれが結ばれてなんという星座になるのだろうか。
昔、妙高で寝転がってみた天の川。
本当に川のように、星が連なっていたけれど、ここでは天の川って見られるの!?初歩的な疑問だけれども。
昼なら花の名前、夜なら星の名前がさッと出てきたらすてきだろうに。

はッと思った。星がきらきら瞬かないのだ。同じ輝きでじっとそこにいる。
いかにマサイマラ国立公園とそこに隣接するこの村一帯が自然のままに保たれているかという証だろう。