2010年6月27日日曜日

ケニア紀行 2010・1・13 マサイの星は瞬かない2-1


1月13日 6日目(エナイボルク村3泊目)
マサイの星は瞬かない(1/2)

3泊目でようやく晴れた夜となった。この村に泊まるのも今夜が最後。雨中のトイレの不便(手間)さで二晩目には「もう一泊あるのか~」と思ったりしたものの、いざ今夜が最後となるとその不便さも含めて何か名残惜しい。人の気持ちは都合の良いものだ。
チャイをわかし朝はパンをトーストし行水のお湯まで供してくれた焚き火の周りに、一行三人と永松さんジャクソンさんそしてレンジャーのンギョネさんと初日にも来てくれたサイモンさん、犬三匹ネコ一匹が集う。
焚き火はみんなをその周りに呼び寄せ、その炎の揺らめきは気持ちを落ち着け安らげてくれる不思議な力を持っている。
切り出したままの長い枝(幹といっても良いくらいの太さ)を、先が燃えるとはせり出させてこの3日間燃え続けた焚き火。さすがに本数も長さも先が見えてきた。
時と共に漆黒の闇は深さを増し、星もその数を増してきた。
赤道を超したからここは南半球の星座になるわけだけれど、どれとどれが結ばれてなんという星座になるのだろうか。
昔、妙高で寝転がってみた天の川。
本当に川のように、星が連なっていたけれど、ここでは天の川って見られるの!?初歩的な疑問だけれども。
昼なら花の名前、夜なら星の名前がさッと出てきたらすてきだろうに。

はッと思った。星がきらきら瞬かないのだ。同じ輝きでじっとそこにいる。
いかにマサイマラ国立公園とそこに隣接するこの村一帯が自然のままに保たれているかという証だろう。

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