何紙か新聞に目を通しています。その中の一つで先日読者欄に「私が初めての禁煙タクシーです」と投稿されたものを目にしました。 80を超しもうタクシードライバーの仕事は引退されているとのことでしたが、当初お客様の反応だけでなく管轄官庁からの指導と
いう名の反発も相当だった旨が書かれていました。
この投稿はそれに先立って、前に停まった車が灰皿にたまった吸殻を道路にぶちまけたのを目にした等々のたばこを吸う人のマナーの悪さを嘆いた一文を目にして書かれたもののようでした。私もたまたまこの投稿を目にしていて「だからたばこ飲みは嫌がられるのよ」と思っていたところ。だって、たばこの臭いは結構強烈なのに前を走る車が窓を少し開けて煙を車外に吐いていると臭います。(臭いが来るという事は有害物質も来ているという事!)自分の車の灰皿を汚さないためにという事なのか窓から手を出して煙草の灰をポンポンとしていることまであるんですもの。 後ろに居る車・人の事なんかまったく眼中になくお構いなしなんですもの。 そんな、人の事・周りにお構いなし自分に都合のいい解釈・対応しかできないからたばこ飲みは嫌われるのよと思います。
2回目の東京オリンピック、2020年まで1,000日を切りましたけれど、前回に比べてどうにも盛り上がりに欠ける気がしてなりません。ごたごた続きで、これまで何かとよそを「あんなんで大丈夫か」と言ってたのにもうそんな風に言えないなぁという感じです。
このオリンピックに関してもたばこ飲みの人の自分勝手さを感じる出来事があります。
無理辺にオリンピックと書いて「オリンピックのために」「オリンピックまでには」という一言ですべて通してしまおうという魂胆が丸見えのことがどうどうとまかり通っています。それなのにその同じ口でオリンピック開催都市に求められている禁煙の取り組みに、お店のお客が減る・経営者の人たちの経営・生活はどうするんだと言って抜け道をつけてしまいました。 結局は自分の都合のいいようにオリンピックを利用しふるまっているだけという事としか思えません。
たばこが健康に悪いというのはもう疑いの余地がないことですが、禅の発想から言うとこんな身勝手なふるまいをしてしまうという事自体がすでに“たばこの害”だと思います。