今は現役を引退した医師がずいぶん前に「年齢が高くても手術ができるかどうかの判断は 自分で歩けること
自分の口で食べられること」と言っていました。
私自身大変だった時、人が精神的に健康な状態(自立・安定)というのは
自分で選び決定する ことができる(これは、自分の中でも周りの環境からも)ということで保てるしある時には取り返すことにもなると物の本で目にしたことがあります。
彼女がボランティア期間(見極め期間)を経て初めてもらった給料でしたこと。
彼女は私にケーキをご馳走してくれました。少し高めだけれどお店の作りも素敵な美味しいケーキのお店です。「今日は私がご馳走する」と言って端から端までのケーキに目をやってからようやく一人に二つずつ買いました。 介護の仕事は必要だし大変な仕事なのに低賃金の業種。初めてのサラリーも推して知るべし。つい私は「そんなに高くてもいいの?」なんて余計なことを言ってしまいました
初めてのサラリーで100円ショップにも行きました。
ついて回ると、彼女が次々手にするものは靴下とかノート
マーカーペン 髪留めといったこまごまとしたこれまで一緒に買い物に行って買ったり自由に使っていいよと家に買い置きしてあるものばかり。 一時間と少し見て回ってお店備え付けの籠半分くらいになった品物の数々。100円ショップなので一つ一つが高い物というわけではないのでしょうが金額的には2,700円にもなりました。ずいぶんと買ったものです
支払いをする彼女は至極満足な表情でした。
私は気付きました。“自分で働いて得たお金で 自分の欲しい物を見 選び 買う” それをしたかったんだと。
買ってもらえばありがとうと言っていたし喜んでいてくれたと思います。でも自分で働いて手にしたお金で自分が好きなものを選んで買う。それこそが自立した人にとっての本当の喜びなのだと気づかされました。
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