2016年4月8日金曜日

“責任を取らない日本”


先日、2年前に行方不明になった当時中学1年生の女性が奇跡的に監禁状態から脱出・保護さるという出来事がありました。それでマスコミ・ワイドショー番組は大騒ぎ。

このようなこと前例がなかったわけではありませんが、犯人が逮捕され取り調べが進む中で明らかになったことの一つが、「大変なことをしてしまった」と裏に書かれたレシートが逮捕時持っていた袋に入っていたということでは思うことがあります。これを聞いた時私は、やってはいけないことをしてしまったという認識はあったんだななぜそれが誘拐する前に思えなかったのか、と思いました。ところがこのメモは彼女が保護され今犯人の行方を追っているということをニュースで知った後だというのです。 えー 誘拐という大変なことをした2年前のことではないの! 悪いことをしたからではなくて、見つかってしまったからからなの!とびっくりしました。 何が悪いことなのか なぜ今大騒ぎになっているのかがわかっていないのです。何が悪いことなのか、なぜ今自分が逮捕されるのかが理解できていないのです。

今回犯人は23歳という若い年齢ですが商品偽装などがばれてしまったとき謝罪する会社幹部、収賄・汚職がばれてしまった時の政治家と同じで、悪いことをしたから謝るのではなくて見つかってしまいましたごめんなさい、と誤っているだけなのです。

悪いことをした 責任を取るべきことをしたから 謝罪するということにはなっていない “責任を取らない日本” がまた繰り返されていると思っています。

0 件のコメント: