2022年10月10日月曜日

保険料を取っておいての病院窓口負担

しんぶん赤旗 2022年9月30日

 マイケル・ムーア監督の「シッコ」を鑑賞したときに改めてびっくりした覚えがありますが、(決してそれだけと言っているわけではありませんよ)病気に手受信したとき(だからこそなのに)の医療機関での窓口負担は過去には負担無しの時代もあったことを思い出すと今の日本はひどい状態になったとものだと思います。 
 厳密に、社会保障ではなく社会保険 だということで考えると事前の何らかの負担は制度として避けられないものかもしれません。でも応能ではなく応益負担の考えで、算定基準がどこからこんな数字が出てきたのかと思うほどの高額高負担という時代になると払いきれません。 
 払うと生活費がなくなる、生きていけなくなる。それでも取り立てる、差し押さえまでして。それなのにまた、受診したときにはお金が必要になる。保険料を払っていても、保険外しが様々な理由をつけて行われ続けてきていることを考えると、この国は国民を国をどうしたいのか、根本から疑問に思いますし怖くなります。 
 介護の保険外しも一段とひどいものです。2000年導入時には、すべて保険で賄えるようになると、それまで国民が獲得してきたものさえごわさんにしてまでしておいて。導入後はあからさまな改悪交代続き。 
 全部が日本の様な改悪をしている国ばかりではないし、予算がないわけでもないのですから(軍事費の増大、倍加だけどうしてできる)考えなんですよ。

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