幸い今すぐ生きる死ぬという状態ではありませんが、低いレベルで落ち着いてしまって、以前のように外出するとか食べたいものを食べるという事はできなくなってしまいました。
そんな状態の父ですが、私との関係では今がこれまでで一番普通に話をしていると感じています。
根っからの技術屋の父と私とはずっとそりが合いませんでした。
そんな父とでしたけれど、高齢になり介護保険を使っての一人暮らし、施設入所もし入退院を繰り返し、歳を重ねる中で当然ながら認知症も進行しそこへこのたびの健康問題。 私がずっと医療・福祉にかかわっていたという事もあったのだとは思うけれどいろいろ対応してきました。
このたびの入院では一段と身体が弱り車いす移動もできなくなりました。一時練習もしてみたのですが、誤嚥性肺炎を繰り返すという事で今は経管栄養だけになってしまいました。顔も首も、身体全体がほんとに細くなってしまいました。
これらに反比例して、私に対しては徐々に口が軽くなり口数も増えてきました。私も仕事でお年寄りと接してきた経験が生きる対応に変わってきたと思っています。父は父のままなんですけれど。
昔のことを考えると、前は何だったんだろうと驚くくらい自然に話しています。 歳が行き出かけることも口から食べることもかなわなくなってから初めてとはいうものの、このように親子で会話ができるという事に感謝しています。
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