2020年11月14日土曜日

ためこみ症

 


私自身物を捨てるのが苦手で、確かに時代の“名機”かもしれないけれど今では壊れてしまって使えなくなってしまった物も、資料という名の他人からすれば紙屑みたいなものが家にたくさんあります。
(これが稀に役に立つことがあるから始末が悪い) 乱雑に投げてあるようでも自分からすれば(今の所)どこに何があるかわかっていますし、幸か不幸か置いておく場所があるものだからそれらは増える一方。 料理や洗濯 家の内外の大工仕事と言ったあたりは人よりできる方だと思っていますが、この整理やお掃除 物を捨てるがどうも苦手なんです。 パートナーも私に似ているのか苦情を言わないので、いざ来客となったら家中大掃除、大変です。 こんなことでもないと片付けもしないんですけど。

それにしても「ためこみ症」なんて言葉まであったなんて。 物が多すぎて立ち入ることもできない「ゴミ屋敷」なる物が有って社会問題にまでなっているのは知っていました。でも精神疾患の診断・統計マニュアルに載っているちゃんとした(?!)社会機能障害だったなんて驚いてしまいます。


 「ためこみ症」(Hoarding disorder)  

品物への執着と手放す苦痛によって、所有物を捨てることが困難な状態が持続し、そのため生活空間が物で専有され取り散らかった状態に陥り、深刻な社会生活機能障害いをきたす。

精神疾患の診断・統計マニュアル第5版 (2013SM-5)

2020年11月12日木曜日

アメリカ合衆国と日本は何を失っているか

これはもう私が抜粋したり注釈するより、そのものずばりを紹介し読んでもらう方が間違いないでしょう。

 結局の所は安倍さんの主導で憲法そのものを変えるという事はふせぎましたけれど、何ら国会・公の場に諮ることなく国会軽視そのものの手段、閣議決定と言う禁じ手で国の根幹、行く末を左右することを軽々に繰り返したのが安倍さんでした。 もともと想像する力に難のあった安倍さん、結局事の重大さ 後々への悪影響の大きさを思い計ることができないままでした。 様々な国際指標も低下・悪化の一途をたどってしまいました。 これはもう人権レベルでしょう。安倍さん安倍さんに続く菅さん、そして恥ずべきヘイトの言動。自分と異なる考えを持った人達に対する恥ずべき行為。人に対する真摯な態度がこうも軽んじられてしまうとは。 政権としての“トランプ”は4年で区切りとなりました、でも日本は第2次安倍政権から菅政権という事で考えると8年ですからアメリカも日本も大変です。

 

2020年11月8日日曜日

それにしてもひどすぎます


 この度のアメリカ合衆国大統領選挙の「Count Every Vote(すべての票を集計しろ)にはあきれました。 投票行為そのものには日時・締め切りというものはあるでしょうけれど、投票された票の扱いでわざわざ「集計しろ するな」が問題になるなんて本当にびっくりです。開票されない票が一票でも有ったら大問題じゃないんですか!これ「日本の常識は世界の非常識」だったんでしょうか。 「選挙違反」という事では、日本においても逮捕者が出ることが有ります。世界を見ると不正選挙と言われる事が残念ながらいまだあることは事実です。 剣や銃 暴力によってではなく、選挙という制度によって権力者・政権が交代しえる。人類が多くの犠牲を払いながら、ようやく手にしたこの手段・選挙という事を考えると、不正選挙は見過ごせないと多くの人が立ち上がっているのが大きな救ですが。将来は必ず良くなる正しい道を歩むと確信しながらも、今だ道半ばかと考えざるを得ません。

 トランプによって助長され亀裂が深まった現在のアメリカ合衆国の惨状。それにしてもここまでとは悲しいほどにびっくりです。 そもそも選挙において不正はあってはならないことですが、神ではなく人のやることですから15千万ほどになるのでしょうか、全投票の中でミスは全くないとは言い切れないかもしれません。 だからと言って、何の根拠も 何の証拠を示すこともなく「不正がある」とするのはアメリカ合衆国大統領と言う非常に影響力のある立場の人が口にすべきことではありません。 様々に予測されていたこととは言え、大変な様相になってしまったこの度のアメリカ大統領選挙・アメリカ社会。ここまで亀裂が広がると、マクロン大統領がマリーヌ・ル・ペンではないからという事だけで決選投票に勝ち大統領になったように、トランプでないからと言うのが一番の理由で次期大統領となったバイデンさんがトランプの後を引き継いだアメリカ。アメリカ合衆国が良くも悪くも持っている影響力のことを考えると、今後の動向に目が離せません。 


日本の常識は世界の非常識


 先に「日本会議 思考のガラパゴス化」のことを書き終えてから思い出したことを忘れないうちに書いておきます。 

「日本の常識は世界の非常識」 

NATO - No Action,Talk Only


日本の常識は世界の非常識

「日本の常識は世界の非常識」は「思考のガラパゴス化」と合わせて考えると今現在の世界の中での日本の立ち位置がよく見えてくると思います。 先進8カ国あるいは20カ国、あるいは30の国々の中で、そして100数十カ国の中で“先進国”と数えられている日本がいかに遅れた状態なのかが見えます。

 NATO 

はるばるやって来た社長と、協議 合意に至っても社長は「では持ち帰って検討し、お返事します。」と言いおいて帰国してしまう。相手は「社長が帰って誰と相談するというのだ?」と言うやり取りの話。 責任を取らない国日本。そりゃぁ物事常に100%うまくいくことばかりではないでしょう。だからうまくいかなかったときのために、責任追及されないように布石を打つ意味で他の人と相談(巻き込んでおく)するわけです。経営者 責任者の理想のパターンは自分の代では何も変わらない(変えないこと)ままに次へ引き継ぐ事だという考え方があるくらいですから。

2020年11月7日土曜日

核兵器禁止条約発効

 


遅ればせですが 核兵器禁止条約発効 を大歓迎します。 

批准国が、20201024日の中米ホンジュラスの批准により50カ国に達し、核兵器禁止条約が2021122日発効することとなりました。 核兵器禁止条約は、20177月に国連加盟国・地域122カ国の賛成により採択されていたものです。 核兵器禁止条約は、核兵器の 実験 生産 保有 配備 威嚇 を禁止し、被害者支援 環境回復を求めているものです。 核兵器禁止は悲願であり、発効を喜ぶとともに改めて「核兵器保有国と非保有国の間の橋渡しの役割を果たす」との実に曖昧な言い訳で何もしない、それどころか足を引っ張っている日本政府の姿勢を問ます。

人を殺す兵器に人道も非人道もないだろうと思いながらも、非人道兵器の最たるものとしての核兵器とはどのような災禍を及ぼすのか想像します。 昔々から世界中いたるところで、戒めとして“地獄”を語り地獄絵図を描いてきました。 核兵器は“その時”もその後も取り返しのつかない被害・影響を及ぼし続ける兵器であり、その災禍を語りきることはできません。 浦島太郎の物語、竜宮城のことを伝える時 ~絵にも書けない美しさ~ と歌うところが有ります。 人は言葉で伝えきれない時、絵でその美しさ・情景を伝えるというわけです。それでも、多くの人の記憶 記録 データを持って核兵器の根絶に向けて運動を続け広げてここに至ったわけですが、核兵器の災禍は到底伝えきれるものではありません。 一人の人間の人生と言う時間軸では到達しきらないかもしれません、繰り返しに思えるようなときもあるかもしれません。それでもここに至った事を感謝して喜びます。

 

映画「広島」の中の有るシーンが思い出します。 原爆投下後避難したところで被爆者が「もし地獄と言う物があるなら、あれこそ地獄だ」と言うところです。 言葉で伝えきれない物を絵で、絵でも伝えきれない物を 絵にもかけない と言い表し、それでも伝えきれていないと思う時に、実際に被爆した人が原爆投下後の情景にこれまで作られたものの中では一番近いと言った「あれ(・・)こそ(・・)地獄だ」と言うシーン 言葉を。