遅ればせですが 核兵器禁止条約発効 を大歓迎します。
批准国が、2020年10月24日の中米ホンジュラスの批准により50カ国に達し、核兵器禁止条約が2021年1月22日発効することとなりました。 核兵器禁止条約は、2017年7月に国連加盟国・地域122カ国の賛成により採択されていたものです。 核兵器禁止条約は、核兵器の
実験 生産 保有 配備 威嚇 を禁止し、被害者支援 環境回復を求めているものです。 核兵器禁止は悲願であり、発効を喜ぶとともに改めて「核兵器保有国と非保有国の間の橋渡しの役割を果たす」との実に曖昧な言い訳で何もしない、それどころか足を引っ張っている日本政府の姿勢を問ます。
人を殺す兵器に人道も非人道もないだろうと思いながらも、非人道兵器の最たるものとしての核兵器とはどのような災禍を及ぼすのか想像します。 昔々から世界中いたるところで、戒めとして“地獄”を語り地獄絵図を描いてきました。 核兵器は“その時”もその後も取り返しのつかない被害・影響を及ぼし続ける兵器であり、その災禍を語りきることはできません。 浦島太郎の物語、竜宮城のことを伝える時
~絵にも書けない美しさ~ と歌うところが有ります。 人は言葉で伝えきれない時、絵でその美しさ・情景を伝えるというわけです。それでも、多くの人の記憶 記録 データを持って核兵器の根絶に向けて運動を続け広げてここに至ったわけですが、核兵器の災禍は到底伝えきれるものではありません。 一人の人間の人生と言う時間軸では到達しきらないかもしれません、繰り返しに思えるようなときもあるかもしれません。それでもここに至った事を感謝して喜びます。
映画「広島」の中の有るシーンが思い出します。 原爆投下後避難したところで被爆者が「もし地獄と言う物があるなら、あれこそ地獄だ」と言うところです。 言葉で伝えきれない物を絵で、絵でも伝えきれない物を
絵にもかけない と言い表し、それでも伝えきれていないと思う時に、実際に被爆した人が原爆投下後の情景にこれまで作られたものの中では一番近いと言った「あれこそ地獄だ」と言うシーン 言葉を。
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