2021年7月23日金曜日

どんどん人が辞めていくのはこれだからだな

  


   家族がある福祉施設に勤め始めて4年がたちました。見ていて、言葉の問題を抱えながらもよく頑張ってると思います。ただこの職場、この4年の間に随分人が入れ替わっていて、自分より長い人はたった一人しかいないとか。 悪性腫瘍で亡くなられた方を含めてそれぞれに理由が有りました。人の入れ替わりはどの職場でもあります。でも4年でこれだけ人が入れ替わるのはどうでしょうか。業務の継続性、会社のアイデンティティを保つという意味でも決していいことではないと私は思います。 ですから「誰誰さんが辞めた。」「新しい人が来た。」と聞くたびに「よく人が変わる所だなぁ、大丈夫かなぁ。」と思っていました。

 4年目を迎える今年の冬に、新年度から正規職員にと言う話をもらいました。 正職になれば給与も、劇的にと言う程ではありませんが増えます。仕事の範囲・時間も増えます、何より責任が重くなります。けれど、健康保険 厚生年金が付くのがありがたいと感謝しました。 そのころ妊娠がわかり、なんと嬉しい春と感謝、喜んだものです。ただ、口には出せませんでしたが、これから正職に変わるというタイミングが気にはなりましたが。(職場に妊娠を報告したら「またパートに戻りますか。」と副社長から言われ やっぱり! と思いました。)

 結局その後「今後のことについて相談したい」と連絡が来て、産前産後の日程 育児休業についての考えの打ち合わせかなぁと臨んだら「パートに戻ってもらいます。みんなが迷惑しています。つぶれるわけにはいかないんです。」挙句の果てに「○○さんは日本語もよくわからないし困っているんですよ。他所では通用しないと思いますよ。」とまで言われる始末。これまではいつも「○○さんはいつも笑顔でみんなから可愛がられて。」「いつも一生懸命で感謝しています。」と言っていたのはなんだったの。それだから正職にと言う話になったんじゃなかったの。」とプライドが傷つきました。 妊娠を報告した時すでに パートに と言う話が出ていましたので、何かあればと言うつもりだったんだと思います。 タイミングも悪かったんです。出産間もない時期に東京まで出かけてパスポートの更新手続きも大変と思い前倒しにすることにし休みをもらいました。今のCOVID-19下ですから、事前に相談し、手続きだけで東京からとんぼ返り、指示も有りましたし2週間自宅待機。復帰後、 お尻が痛い という事で出勤したものの半日で帰って来たり休んだり。(原因は赤ちゃんが大きくなってきて骨盤が押し広げられる時の傷みという診断でした。ただこの説明に対しても「そんな話は聞いたことがない」と言われてしまい悔しい思いをしました。) 「パートになったら、どうぞいくらでも休んでください。」なんてことも言われました。こんな言い方あるんでしょうか。 産前産後休暇や育児休業だって正規職員だからこそだと思います。先日「○○日まで勤務だよ」と言われたという事を話してくれましたが、パートの雇用形態だと出勤しただけの支払い。産前産後休暇も何も事業所としては一切関係なし。 妊娠したからと言ってパートに身分変更(妊娠を理由にの変更は問題)の言い渡し。話の仕方で大きく傷つきました。 それでわかったのです。「どんどん人が辞めていくのはこれだからだなぁ」と。 福祉の仕事は大変だし大切な仕事だけれど賃金としては不十分。時給で言えば他所も似たり寄ったり。だからこそ 帰属意識を高める “いざという時相談ができる”と感じさせるかが大事なんじゃないかと思うのです。今回の事では私も「何時か辞めてやる」という気持ちになってしまいました。

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