2018年1月3日水曜日

アメリカ・ファーストの皮肉

   今アメリカ合衆国トランプ大統領のアメリカが(さへ)良ければのアメリカファースト・アメリカ第1主義が世界平和 地球環境に大きな弊害を及ぼしています。 そして皮肉なことにアメリカ第1を口にするほど動けば動くほどアメリカがこれまで築いて来た信用も繁栄も台無しにしてしまい孤立への道を一直線。 アメリカ第1・ファーストどころかその地位をどんどん低めているとしか思えません。



話変わって。

結構評価が高かったんじゃないでしょうか映画「ドリーム」 第2次世界大戦(いつまでも後でありますように)世界の覇権を争っていたアメリカ(合衆国)とソビエト(連邦)。それは宇宙一番乗りでもそうでしたから、1957104日のソ連による人工衛星スプートニクの成功は“スプートニクショック”といわれたほどアメリカ合衆国には衝撃的だったそうです。 時代的にはその前後を題材・時代背景としているこの映画、そのスプートニクショック真っ只中の時、アメリカ側の責任者が「情熱でも努力でも我々は負けているとは思わない 」と言い切るシーンがとても印象に残っています。

映画では直接、なんで負けた ここが違ったここが悪かったの答えをはっきりみせたり台詞で言わせたりはしていません。 でも、劇中出てくるいくつかの(いくつもの)“黒人で女性で高学歴”からくる、それが実は大きな差別につながっている、小さな不自由 不自然さを描いた後に挟まれていたそれを取り払うシーンを目にすれば察しがつくのではないでしょうか。ばかげたことに時間も労力(感情)も割かれていたからこそほんとに大切な大きなことの方を逃してしまったのだとすぐに気づくのではないでしょうか。

 1960年代以降 公民権運動の広まりと共に、あからさまな人種差別は 表向き・公には変ってきました。もともと先住の人たちがいたアメリカ大陸に後から渡ってきた人たちが起こした国、その後も移民・難民と様々な人・才能を受け入れ、間違いも起こしながらも発展繁栄してきたアメリカ合衆国。  今、よその国・人々と関係なく自分だけよくなろうという考え方はこの地球上で成り立ちません。特に国の成り立ちを振り返ってみてアメリカ合衆国においてこのことは明白ではないでしょうか。

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