2018年6月9日土曜日

怒られるとだんだん言わなくなる 2/2

    ○○ハラスメント という言葉 ずいぶん定着してきました。耳ざわりもよく便利な言葉。危惧するのは日本・日本人の悪いところで、この便利な言葉を使う事によって本質を分かりにくくさせ問題が解決したかのように思い込ませてしまう悪い癖 怖さ。

企業におけるこの間の 悪いことはいつかばれるの鉄則通り、長年にわたる偽装隠ぺい強圧的対応・(実はばれてしまって)申し訳ありませんの会見を開くというパターンの繰り返し。情けない思いでそんな事態を何度も目にしていて気づいたのが、影響の大きさは別として私の経験・パターンでも同じだったなぁという事。

 “ヒヤリハット” というものがあります。 一つの(重大)事故の後ろには 30 300のヒヤリとしたりハッとしたりすることがあると言うものです。 その運用にあたっては、自分のした事でなくとも見たこと聞いたこと気づいたことはなんでも報告が大切とされています。最初に報告を受ける立場にある人の姿勢・態度、まず受け止める・決して報告者を責めない。危険なこと緊急を伴う場合は別として、その場で一人の判断で結論をくださない、ましてや怒らないが大切なことだと思います。 集団全体の物にするのではなく即決で結論を出す、ましてや責任を追及・叱責までしてしまう事が繰り返されると言わなくなる できることなら隠す 見ても見なかったことにしてしまうだろうことは想像に難くありません。

私の実体験。
報告を受ける立場にいた人はアイデアがいろいろ浮かんでくるという事なのかもしれませんが私からすれば朝令暮改(気分で運営) その時その時で変る対応。まず一度聞くではなく(毎回)どうしてそうなるんですか それしかできなかったんですか という対応。それが自分がしたことでもないことで叱責されるの繰り返しだと、目に入っても気づかないふり 隠しておけるものなら・・・とだんだん考えてしまうのは自然の流れ。
“狙われている”と思わせるほど、他の人と同様のことをしていても毎日毎日・繰り返し言われ続けるととおかしくなってしまうというもの。 そんな繰り返しで、私は視えなくなり聴こえなくなり言わなくなりました。 これ共通パターンですよね。

ものを言うというのは、親が子どもに対してでも上司が部下に対してでも言えば言ったで何でも言えるし 言わなきゃ言わないで済むことが多いもの。 でも、ある人・ある行動が目につく・気になるとよりその人に関心が集中してしまい限りなく言い続けるようになるもの。そして本来の上司の行うべきことから離れていってしまうもの。対象・目をつけられた方は毎日毎日たまったものじゃありません。
こんな対応・上司によるせっかくのシステム活用・ヒヤリハットでは、気づき 新しいアイデア・ヒントをなんてフィードバック、ひいては発展なんて導き出されるわけがないと思います。

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