2019年10月12日土曜日

独自の文化を保っているベルベルの人達


 2題 その2 裁判記録破棄」で触れたところですが、今回は“植民地”と言うと一つ覚えのアミカル・カブラルとのかかわりで一言。
つい先ごろ一年にわたるエクス・アン・プロバンスでの研究を終えて帰国した小山田紀子 新潟国際情報大学教授の「人の移動から見るフランス・アルジエリア関係」と題する講演については、記録する・資料を保存する・資料を貴重なもの大切な財産と考える視点で日本と違うなぁという事で、先日の「その後

 

今回の講演で「7世紀以降のアラブ()の征西により現在の西方アラブと言われる地域の アラブ化が進んだ。アラブ化(語)によりコーランが読めるようになりイスラム教徒化が進んだ。もともとこの地域に居たベルベル人たちのイスラム教徒化が進んだ。」ということを聞きました。 なのにその後10世紀間、19世紀に入ってからのフランスの植民地時代へて1962年の独立、そして現在に至ってもアルジェリアにはベルベル語しか話さないアルジェリア人アラブ語しか話さないアルジェリア人がいる・同じアルジェリア人同士でありながら文化 言語 の独自性を保っている。いやアミカル・カブラルを頭において言うならばベルベル語(文化・民族)が生きているという話にびっくりしたというわけです。

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