ラグビーワールドカップ2019日本大会 全20チームが、プールA~D4つに分かれて各5チーム総当たりのうち上位2チームが決勝リーグに進むことができる一次リーグ。 ティア1の伝統有る強豪チームスコットランドが、プールAでの敗退の瀬戸際に立たされラグビースタイルの信義に劣る言動で、大会前には想像もできなかった大きな犠牲を払ってしまいました。
一連の“騒動”は、これまでにない広域で甚大な被害をもたらしいまだに復旧はおろか全貌もつかめない台風19号の被害。もっとも影響すると思われる10月12日13日に予定されていた試合を中止(両者引き分け扱い)するかもしれないとし、その発表に対してスコットランド協会のマーク・ドットソン最高経営責任者が日程を変更・順延してでも開催することを要望。その上に、当初の予定通り開催しない順延もしないなら法的手段に訴えるという考えを表明したことから始まりました。 その言動に対してラグビー競技の国際統括団体は、他の19協会と同様に(スコットランドも)一次リーグにおいては試合日程の順延はないとの申し合わせに同意している。「開催に向けて全力を挙げているときに残念」と言う声明を出していました。
貌もつかみ切れていないほどに被害を出した台風
その後の経緯では 12日に予定されていた2試合は中止13日の試合も台風の影響が横浜よりも遅くに残っていた岩手県・釜石の試合も中止。 スコットランド日本戦の予定されていた横浜は、話では2,000人にも上るスタッフの奮闘で運営に一部の変更を加えるだけでの開催が行えたとの由。
試合に臨む姿勢で、日本チームは台風で被災した多くの人達を力づけるためという大きな目的をみんなが共有したので一段とパフォーンスが上がり、対するスコットランドはとにかく勝たなければ決勝進出はないという瀬戸際で見苦しいことに 約束したことは守るというラグビースタイル(今回の場合は事前の協約も取り交わしていたのに) 過去に1度しか負けたことがない日本ならと相手を見下し相手を尊重も敬意も払わないという姿勢が多くの反発を呼んでしまい選手の士気は下がっていたのではないでしょうか。
つまり、日程通り開催された試合でスコットランドは21(日本は28)で試合に負けてしまったんだけれど、試合前にすでに勝負に負けていたと思っています。
今回の一連の事でスコットランドの払った代償は大きかった。 多くのラグビー愛好家の反発を呼んでしまいました。試合にも負け、2019ワールドカップ日本大会一次リーグ敗退となってしまいました。 その上、獲得したポイントの内6ないし7点を剥奪するという事が検討されているようです。もしそうなると一次リーグAプールの3位から降格という事になり、各プールで上位2チームに入って決勝リーグにすすめなかったとしても3位であれば次回ワールドカップに地区予選を経ることなく進出することができるという特典を失うことになってしまうのだそうです。 今回の一連の出来事でスコットランド は これまで築き上げ保ってきた栄光を台無しにしてしまったと思います。スコットランドの払った代償は大きかった。 ラグビーはそういうものでもあるのです。
今回の対日本戦、もしスコットランドの勝利だったとしても後味の悪いものだったでしょう。でももし戦わなかったら… もし戦うことなく終わっていたならばらラグビーワールドカップ2019日本大会の悲劇 として語り継がれたでしょう、でも実際は全く違う展開となってしまいスコットランドの強さは本当に神話になってしまいました。
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