夏前にも耳にしていた断水の話。それが先日来、マニラ首都圏の各市・各地区輪番で一日当たり何時間と事前に通告したうえでの計画断水が継続して行われているという話が有りました。 原因としては「水源地・取水しているダム近郊の降水が例年のようになく水位が下りこのままの降水量だと年明け早々にも大変になる」という事で計画的な断水を行いダムの水を温存するという事だそうです。
雨と言うと初めてフィリピンに行った10月に、空港ターミナルビルを出たところで感じたモワッとした空気が、お世話になる方の家に着くあたりで見事にザーッと雨(温かい雨でした)が降った時 空気が浄化され車や住宅街のライトがきれいに目に映ったという経験があるだけ。 雨と言うとその時一回限りだったので、飲料用の水は別途購入とは言え食器洗いや洗濯 トイレに全部水道を使っていたので「こんなにお天気ばかり続いているのに、どこから水を引いてくるのだろう大きな河?大きなダム?」などと思っていました。
計画断水と言うとこんな話を思い出します。 昔東京でも同じようなことが行われたことが有るのですが、そのころ東京は毎日毎日雨降りで、それを伝えるニュースを見ている感覚では水不足なんて全然イメージできませんでした。それを納得させてくれた説明が「“東京の水瓶”となっているダムのあたりでの降水がない、取水しているダムの水位が下がっている。」という話。そういう事だったのか、水(水道)はそういうふうに作られやって来ているのかと納得した覚えがあります。
この度のマニラ首都圏での断水(計画断水)も同じ要因・対策として行われているわけですが、マニラ首都圏の拡大と人口も大きく増えそれに伴っての水の消費量も増える一方なので根本的な手を打たない限り深刻な水不足は常態化していくでしょう。
因みに、別途購入していた飲料水は水道水を浄化した物だったようです。日本の感覚では(水道代は払っているのですが)お金を出して買うというとミネラル水というイメージがあるものでついついそう思い込んでいました。
写真は、家の前に設置された水道メーター・水道管です。道も全部コンクリ―で覆われていましたし、いざ漏水だなんだというときは大変だなぁと思いました。下水(?)も道の脇の方に小さな穴があけられているだけ、詰まることは無いのかな?大雨が降った時は追い付かないんじゃないのかなと心配になりました。
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