私の2020年の言葉は COVID-19で入院した イギリスのボリス・ジョンソン首相が退院した時に発した言葉「社会はあった」です。
2020年の言葉
私の2020年の言葉は COVID-19で入院した イギリスのボリス・ジョンソン首相が退院した時に発した言葉「社会はあった」です。
イギリスと言えば「ゆりかごから墓場まで」と言う、社会保障の歴史を語る上で有名な言葉の国。その国でと言うのも何かのめぐりあわせの様にも思いますが。1979年からイギリス首相を務めたマーガレット・サッチャー首相から始まる“新自由主義”の発想による民営化・営利企業の参入 社会資源の切り売り。 要するに、国のリーダー自らが「社会は無い」と言い“公共”を否定。自身を・責務を放り投げていたのがこれまでだったのです。(イギリスと言えば、有形無形を問わずパブリックの国のイメージがあったのに) その流れをくむジョンソン首相がNHSの制度で入院。一時重篤な状態だったとの由ですが、幸い回復し退院できた時の言葉です。 イギリスは世界でも5番目に感染者が多い国であり(上位にはアメリカ合衆国 ブラジ インド ロシアの名前が並ぶのも深い)死亡率も他より高く、ヨーロッパ諸国の中で最多10万人を超える死者を出しています。 検査・追跡システムの整備が遅れた
外出制限導入・解除のタイミングを見誤った 水際対策が不徹底だったと共に。保守党政権の下で医療体制の弱体化、結果の一つとして健康格差が進んでいたことが原因として挙げられています。 因みに、過去10年で国民保健サービス(NHS)の予算の削減額は、2015年~2020年の間に国民一人当たりの公衆衛生部門の支出は約4/1に。2010年には14万4千床だったものがCOVID-19流行直前には12万2千床に減少してしまっていた。看護師の定員割れは4万人。緊縮政策による看護学校の授業料有料化により応募者が激減。低賃金、長時間労働で医師・看護師の早期退職・国外脱出が続いているそうです。 また公衆衛生の専門家によると、貧困地域で心臓や肺に疾患を抱える人が増えていたことが、ウイルス感染による死者の増加に拍車をかけたという事が報告されています。
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