短い期間ではありましたが、「大阪版表現の不自由展その後」が取り組まれました。 大きな話題となり物議をかもした「愛知トリエンナーレ」の時と同じような経過をたどり大いに気をもみました。幸いこの度の会場使用取り消し処分に対しては、処分のタイミングがあまりにも直近過ぎ主催者側が対応できないこと、取り消し処分の理由として挙げていた「妨害行為」に対する会場側の対応が不十分であるとして、大阪地裁 高裁 そして最高裁においても会場使用取り消しを取り消す決定がなされ無事開催することができたという経緯が有りました。
この度の裁判所判断は、妨害行為をするぞと脅迫、“偏っている”とか“反対の人が居る”と言う口実に対して、そういう事柄であるならば尚の事広く様々な意見
立場の人に対するべきだという考えが表明され、これまでにない画期的な判断が下されたと私は評価しています。 妨害行為、爆破予告や恫喝恐喝 大音量での街頭宣伝などに対しては犯罪行為であるとして対応し安全対策を十分に図るべきと義務付けました。 これ、実は当たり前のことなのに、強い態度
暴力的な人に対しては弱く出る という本来とは反対の頓珍漢な対応をしていたんだよと諭したわけで評価します。(正しくは「強きをくじき弱気を助く」)
蛇足かもしれませんが、これら一連の経緯に対して大阪府の吉村知事は不満である旨の会見を開きました。吉村知事。テレビにはよく出るけど、市や府の運営に関しては大いに問題あり。COVID-19対応でも会見で「イソジンでうがいをすれば大丈夫」などと言って大いに物議をかもし、実は医療崩壊をまねいてしまって多くの方が命を落とす事態を招いている知事さん。 そんな人が、自分の意に沿わない催しに対しては、(たとえ“一件”でも)妨害行為があるとそれを口実に催しの方をやめさせてしまおうとしたわけです。これじゃ「弱気をくじき強きを助」ですよね。 開催しようとする人たちの事は、暴力に訴えることはしないで申し入れをするだけ
署名を集めるだけの人達と高をくくっているのでしょう。 でもこの一人一人は、どの団体の誰それと言うわけではなくごく普通の市井の人にすぎないけれど、そもそもの問題を忘れないしこだわる事を捨てない人達ですけどね。
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