「ひまわり」 1959年6月30日 旧石川市(現うるま市)児童ら17名死亡200人あまりが受傷した「沖縄 宮の森小学校 米軍ジェット戦闘機墜落事件」を描いた映画。
この映画、シナリオを描いた人は地元の人。とにかく情報がたくさん。つまり、沖縄ではそれだけたくさんの事件が起こり、且ついまだに続いているということに他ならないんだとすぐ思い至りました。 ただし一本の映画としては、専門家がアドバイス・取捨選別してあげればよかったのにという気もします。いずれにしても、伝えたいこと思いがいっぱいがたくさんたくさんあったんだと感じました。
2012年、初めて沖縄に行き地元の人たちとの交流の中で「宮の森小学校ジェット戦闘機墜落事件の映画を今作っているところだ今度は上映運動だ・・・」いう話を聴きその時からぜひ見たいと思っていた作品。今、椅子席99の小さい劇場で日中のみですがシネウインド(新潟市)で上映されています。
昨2014年宮の森小学校米軍戦闘機墜落事件の現場に行きました。数々の資料を目にし、実際に被害にあった方の証言を聞きました。その時聞いた「目の前が全部オレンジ色になった」という言葉はその渦中にいた人でなければわからないこと。数々の資料を収集・保存・広める重要性はすごく大切な事。それプラス、このような数字や写真などの記録には乗らないこのような肉声もとても大切だと感じたことを覚えています。
映画には同じくその時耳にした「太陽が落ちてきた」という言葉が出てきました。
映画の体裁にこだわれば何もないわけではないけれど、このような事件を記録・記憶にとどめること。それを上映・広める“運動”の大切さにこだわりたいのです。
3.11も戦争も“忘れないこと こだわり続けること” が大切だと思っているので。