2015年11月23日月曜日

いま改めて沖縄の人を想う


TPP 安保法制 そして基地問題のことを想うとき、改めて沖縄の人たちのことを想います。 

沖縄には2012年と2014年の2度行ってきました。2度目の時は「まさかこんなに早くチャンスが回ってくるとは!」と思いましたけど、初めて沖縄に行った時・辺野古の新基地反対のテント訪問をすることができた時、そして高江ヘリパットと平和の礎に行けなかった事がどうしても悔いとなって何時かと思っていたので迷いませんでした。

2度目の訪問となった2014年の11月はちょうど沖縄県知事選・那覇市長選の時期でした。 その時一番印象に残ったのは、“自分のほうから どうぞと土地(基地のための)を差し出したことは一度もない”とみんなが言い切ったこと。訪問した先々の人たちの口からだけでなく、たまたま乗ったタクシーの運転手さんの口からも同様のことが出てとても印象的でした。 いろいろな立場の人がいるし、決してすべての人が同じ対応をしているわけではないけれどこの認識では一緒なんだなぁと強く感じました。

そう思うと、TPP 集団的自衛権・安保法制を強引に成立させてしまった安倍首相をはじめとする現政権の姿勢は、卑屈に跪き日本の人たちのためにではなく日本の尊厳までも差し出しているとしか感じられず大きな違いを感じます。

改めて沖縄の人たちの(日本の0.6%を占めるだけの沖縄に74%の基地が集中している)“自分たちのほうから どうぞと差し出した土地・基地はない”という気概。政治的立場を超えて、自分たちの命を守ろう 沖縄の未来を守ろう アイデンティティのために立ち上がり手を結びあっている沖縄の人たちの立ち居振る舞いに崇高さを感じます。

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