2017年8月31日木曜日

目をそらさず ちやんと視ることの大切さ



「もし(不正に)怒っていないなら、それは目を向けていないからだ。」

 

アメリカ合衆国 バージニア州 シャーロッツビルで行われた人種差別反対の集まり(2017812日)に対して、極右ネオナチ信奉者の運転する車が暴走して来た際に死傷した19名の一人。ヘザー・ヘイヤーさんの想い。

2017年8月26日土曜日

同じ入場料金なのに


 展覧会の内容も会場も異なるものだけど、たまたま同じ900円という入場料金(と言っても正確には一つは前売りで片や当日券でですけれども)なのに違う印象を持ったものがあったので書きます。

前売りの方は時間がたってしまったけれど万代島美術館を会場に行われた「マリメッコ展」。 もともと“布”に関心がある私。 昨年映画「ファブリックの女王」を視ていたこともあり、その時入手したこの展覧会の予告情報。 映画の方は抜きんでて大きな話題になった作品ではなかったかもしれないけれど、時々新潟でも公開される北欧の作品、味わいに影響してくる光の扱い・色合いに惹かれるものがあって観に行ったのです。ちょっと辛かった。特に一定の地保を築いてからの“人生”が。「ストックホルムでワルツを」を想起させるところがあって。  展示された一つ一つの作品・商品には、時代を作り同時に反映でもあったんだと感じました。その作品が生まれ生きた時代を作品とともに紹介しているものには、時代が変わっても単純に古くなって消えていくだけの物ではない力・魅力を感じました。

 もう一つの方はつい先日行ってきた「萩尾望都SF原画展」 

私自身特定の作品や登場人物に入れ込むという方ではありませんけれど、手塚治虫さん(作品)は別格として好きな作品・作家は何人かいます。世の中のスピードがドンドン速まる中単行本や月刊誌が週刊誌にとってかわられる頃単行本で「11人いる」を知りました。レイ・ブラッドべリという名前もこの作品で初めて知りました。今でも印象深い出会い・作品です。 そんな萩尾望都さんの原画展だからこそわざわざ行ったともいえるんですが、正直展覧会自体にはがっかりしました。

二つを比べてみると、ジャンルは違へど展示物自体の質・レベルに優劣はないと思います。 でも運営に当たっての違いを大きく感じてしまったのです。

展示施設の環境 展示の仕方 スペースそして一番違いを感じたのがかかわっていたスタッフ。運営にかかわっていたスタッフの質が違いました。 萩尾望都の方は図録はおろか展示作品を紹介する印刷物自体ありませんでした。もしかして見落としたのかと聞いてみたらチケット販売そしてもぎりのところにいた複数の人はそんなことを聞かれること自体思ってもみなかったことのようで要領を得ず、呼ばれて対応に出てきたずいぶん大柄の男性は今どき珍しいほどの唾液とニコチンが混ざった独特の臭い・息を吹きかけながら「記念紙誌」発売をアッピールするのが目的の展覧会なので図録というものはない販売している本を買ってくれとだけ言って終わり。宣伝のためだったの!

 人物にも作品にも優劣がないのに展覧会そのものの印象が結果としてなぜここまで違ったのか、作品だけが展覧会を作るのではないといういい教訓でした。満足を感じられるかどうかは作品の質はもちろん大切なことですが、展示会の持ち方・運営の仕方 スタッフの存在も関係してくるのだとわかりました。

 今の時代ですからこの展覧会の入場料金が突出して高いものだとまでは言いません、でも二度と戻ってこない時間も併せてすごく高くついたと感じました。 

2017年8月22日火曜日

ガーデンシュレッダーを購入しました。(YAMAZEN ローラーミルガーデンシュレッダー・YRM-35A) 3/3



・粉砕できる太さ“35mm”というのは実用上十分だと感じました。 これ以上になると作動音や機械のサイズがこんなものではないと実感しましたので。
・本体は思っていたよりも小さい印象でした。上の方から投入口とモーターとミル式の歯のある粉砕部、チップを受ける部分があるだけ。チップを受ける方式は袋式と購入した箱式の物がありますが本体を上方に支えるのはパイプ様のアームだけですので箱式の方がしっかりした印象を与えます。
・御近所の手前気にしていた“音” 空転時はヒューヒュー 竹のようなものは軽いけれどバキッという音が結構。湿り気のあるものはゴンゴンゴンという感じ。乾燥した枝は響き気味。
突出して大きな音とまでは言えないけれど使う時間帯使い続ける時間などは配慮した方がいいでしょう。 そしてこれはほかの事にも言えることですが、日常のおつきあいが大切という事でしょうか。
・安全装置は 粉砕片ボックスの固定も兼ねた安全レバーとモーター過負荷防止ブレーカー=リセットボタン の二つです。
例えば何か巻き込まれたようなときはどうなるのかという思いもありますが、そんなアクシデントでない場合は十分と感じます。 これまで止まったケースは連続使用による加熱で2回。少し時間をおいてリセットボタンで復旧です。
止まると言えば非常停止とは意味が違うんでしょうが、モーターは動き続けているのに枝を取り込んでいかなくなったことがありました。粉砕ボックスがチップでいっぱいになったのが原因でした。ボックスがいっぱいでなくとも、ローラーミル真下がいっぱいになると空転します。 
もう一つ。電源プラグが抜け止め防止式でないので抜ける、その結果止まることがありました。 最初何で止まったのかわからず、安全装置のあたりをいろいろ見ていました。抜けないことによって暴走してしまうよりは止まってしまうという事の方がいいのかもしれませんが。 
・電気使用量
止まることなくバキバキと枝が取り込まれていく分心配でした。私の家はもともとたくさん使う方ではないので電気代の請求金額を見てみると使用量は以前の月の2倍強という印象。 季節柄、エアコンをどうにも我慢できないときに少し使ったのも含まれていますが、やはり結構かかるという事でしょうか。  使ったときは連続で2~3時間使いどうし、モーター15アンペアでという事からすればこんなものなのでしょうか。

今回シュレッダーには山となっていた結構な量をかけました。細かくすればゴミに出せますといううたい文句は確かにそうでした。あっという間にいっぱいになる箱一杯50ℓのチップは持つには結構重い分量です。
私、粉砕片はブナ林のあのフカフカした足元みたいになればと思って庭に敷いています。敷いたところは確かにフカフカです。 これからふかふかのままで行くのか腐っていくのか水はけが悪くなるのか、どうなっていくのでしょうか。 カブト虫が卵を産み付けに来るかなと少し楽しみな気もしています。

2017年8月17日木曜日

ガーデンシュレッダーを購入しました。(YAMAZEN ローラーミルガーデンシュレッダー・YRM-35A) 2/3 




サイズ 重さ 

460 奥行620 高さ920 mm 本体重量19㎏ 粉砕片ボックス50L 消費電力1,500W 電流15



いろいろ調べる中で大型の物(業務用?)もたくさんありましたからそういう事でいえばこの機種は個人用・家庭用という事になるのでしよう、とは言えガーデンシュレッダーという代物は一家に一台というような代物ではありません。

ホームセンターの広告で一度目にしたことがありますけれど、日常的にそうそう目にするものではありません。時々行くホームセンターにも在庫はなく取り寄せになるとの由。あまり出る・扱う製品でないという事で対応してくれた人も詳しくなくお勧めのメーカー・機種というもののアドバイスもありませんでした。 そんなことで機種は自分で決める必要があります。 どうせ取り寄せならポイントの溜まる家電量販店で購入することにしたのですが「ほんとに取り寄せていいんですね。」とくぎを刺されました。

でたどり着いたこのメーカー・機種は、他の製品もあるので取り扱いメーカーではあるけれど「あまり出る機械・扱った実績がないのでこれくらいにしかできません」という話でしたがポイントサービスと合わせると実質3万円を切り2万半ばから後半のあたりという事になりました。



機種選定にあたってネットで調べたポイントは、もちろん・どれくらいの太さの物まで細かくできるのか。

それと、意外と隣近所に気兼ね・モーター音 枝を裁断するときの音を気にしている話があったのでそれを比較。その中で、歯が回転して切り刻んでいく式 うす・ミル式の物が枝を手繰りこみながら粉砕していく式のものがあることがわかりました。そして音の大きさは、ミル式の物の方が小さ目という事がわかってきました。 

値段の方は、もっと安いものも含めて様々なメーカーから様々な機種が出ている中で、カタログ情報になりますがどれくらいの太さの枝まで粉砕できるかということで比べてみて今回の機種はコストパフォーマンス的にはいい辺りかなぁと思います。

故障・トラブル発生の程度もこの機種に特有のというものは見つかりませんでした。

2017年8月15日火曜日

O2 14-11-8 平和祈念公園 “平和の灯”  見かたを変えてみると

    先回行くことかなわずいつかと願っていたところ“平和の礎”その平和の礎の海へ向かっての突端部にこの写真の“平和の灯”はあります。
   先回実際に行ってみて美ら海水族館は沖縄海洋博開催を記念して作られた沖縄海洋博記念公園の一角だった、ほんの目の前にあの有名な伊江島がある一角だったと初めて気づいたと同じ体験をここでもしました。
平和の礎はとても広い平和記念公園の一部でした。そして平和記念公園のある摩文仁の丘は、いわれを知るとどうにもイヤな響きの言葉のバンザイ・クリフのところだったことをいやでも知ることになりました。
いつも目にしてなじんでいる地図は北を上にして“自分”が中心にあるものです。それが、平和の灯の噴水の底に見つけた地図はいつも見慣れたものとは違っていました。正直気づくのに少し時間差がありました。向きは、大陸・中国側を背にして沖縄・琉球が中心にくる形になっていました。何時も見慣れたものと違う地図。ドキドキする新鮮さがありました。こうしてみると、沖縄は日本・朝鮮半島・新旧中国・東南アジアそして太平洋を挟んで他の海洋諸国との位置関係で独自の物を持っていることに改めて気づきます。
北半球なので北が上というのは間違いではないんだけれど、中心を普段自分がいるところから今いるところに動かす、周りとの位置関係を実際に合わせてみると世界が変わる 自分の発想が変わると感じました。

 追伸 先端部で消えることなくともされている平和の灯の火は、アメリカ軍が最初に上陸した阿嘉島で採取した火 原爆投下後の広島市で採取した火「平和の灯」と長崎市原爆投下後の「誓いの火」を分灯したものを改めて合わせたものだそうです。

2017年8月14日月曜日

12年間一日たりとも休むことなく原爆が落とされるという事

  86日広島 9日長崎の原爆投下の日・平和式典、原水爆禁止世界大会が終わりました。
今年(2017)は先の核兵器禁止条約のことがありいつもに増して熱気にあふれ、大きな前進一つの節目を迎えたという印象があります。
 
  そんな中、安倍首相は平和式典での発言ではあえて触れず、被爆した人たち核兵器の廃絶を求め平和を願う・核兵器禁止条約会議への参加を願う人たちの申し入れに対しても「核保有国と非保有国の橋渡しをするのが日本の使命」だと切り返すのみ。いつものことですがそのためにこういうことをしますという具体的方策の全くない言動で答えました。 日本の首相なのに日本の立場に立たないその態度には「あなたはどこの国の総理ですか!!」という言葉が上がるほどでした。

 ところで、原水爆禁止大会に関係する様々な報道の中に“目から鱗”のこんなものを見つけましたので紹介します。 それはアメリカ合衆国における核実験の中のビキニ環礁で行われた23回の核実験とはどうゆうものなのかをわが身に置き換えて想像しやすくしてくれる、それは同時に非常にショッキングな話でした。
 通常、兵器(爆弾)の威力を表すときTNT火薬に換算すると何キロというような表し方をしています。例えば広島型原爆はTNT火薬に換算すると15,000トンの威力だ、というように。
 そして核兵器の大きさ・威力を表すときにはその広島型原爆のいくつ分という言い方もします。それでいうと、どんどん大型化する時代の核兵器23発は12年間一日たりとも休むことなく毎日広島型原爆が落とされるという事だというのです。
 朝目が覚めると原爆が投下されたあの惨状を毎日毎日体験しなければならない酷さ。  
恐ろしいことです、普通に思うだけ・想像するだけでも精神的に参ってしまいます。

 目が心が閉ざされていなければ これは何とかしなければ となるんではないかと、改めて「あなたはどこの国の総理ですか」と思います

2017年8月9日水曜日

ガーデンシュレッダーを購入しました。(YAMAZEN ローラーミルガーデンシュレッダー・YRM-35A) 1/3

    ここに移り住み、木々に囲まれ涼しい高原の林のイメージで庭にいろいろ植えてきました。住んでみて初めて分かった風の通り道、網戸を吹き飛ばし屋根瓦をはがすほどの風に抗する目的もあって植えた木々。
特に風の通り道・息づきながら吹いてくる側には少し大きめの苗木を並べて植えました。真似事をして作ってみた野菜の類はお付き合いのできた農家の人からの頂き物の前にいとも簡単に限界を思い知らされ、ハーブに変更。
不思議なんですよ、庭の一角にハーブを幾種類か植えてみました。何度飢えても冬を超えられず翌年には消えているもの。弱そうなんだけど、春また芽吹いてくれるもの。消えてしまったかと思ったら植えたはずのないところで花を見せてくれたり。移植した木々は場所になじもうと必死な1年目、地上部の動きは特にありません。なるとなんとなくしっかりした印象の2年目。それが、幸運にも3年目を迎えると一気に背も高くなり枝を伸ばし始めるんです。
そんな木々、大きく育つにつれ庭全体・他の木々とのバランスや日照の関係で枝を選定しなければだめになってきます。ここに住みだした頃は周りに家も少なく、庭で火を焚くことにそれほど気を使わなくてもよかったので、そんな剪定・伐採した木を焚いて楽しませてもらいました。暖房に使っていた薪ストーブにくべたりもしていました。揺らめく炎を眺めながら家族・友人と過ごす時間は至福の一時でした。
もちろんプロの腕前にはくらぶべくもありませんが、蔓は蔓で細枝は細枝で太い木は太い木で手慰みの工作に使ったりもしました。
でも木が太りだしそんな手慰みの工作程度では使いきれないほど剪定した木・枝が増え、幸い置く場所があったのでしばらくは様子を見ていたところに思い付いたのがガーデンシュレッダーというわけです。
今家庭で剪定した枝を堆肥作り用に自治体で回収してくれるようになりましたけれど、その際でも一定のサイズに切りそろえたりの出し方のルールがあります。そんな時に「細かく砕けば普通ゴミに出せます、自分でたい肥作りもできます。」という宣伝が目に留まったわけです。
 具体的なことの前にまず一言、買ってよかったかどうか?  一言でいうと「買ってよかった。こんなだったらもっと早く買えばよかった。」です。

2017年8月2日水曜日

核兵器禁止条約採択


国連において核兵器禁止条約が採択されたことを喜びます。(201777日 条約をめぐる会議に参加した国は国連加盟193カ国の内の124、そのうちの122カ国の賛成)

すべての核ではなく核兵器と限定されているのは残念なことだけれど大きな前進です。



 核保有国および軍事同盟を結びあっている国々が参加していないことをもってしてこの会議・条約の不十分さを指摘する声があるのは私も知っているけれど地球と人類の将来に対してこれら不参加の国々は恥を知るべきだろう。

 ただし、今回の採択時に不参加だった国々も、歴史の流れ 世界の趨勢が人道に反する兵器=核兵器の廃絶に向かっているという事を認識しているが故の不参加だったのではという感もしている。

そう考えてくると、率先して参加し実現に向けて動くべき被爆国である日本よりは言行一致の国々のような気もする。  報道もされた“あなたがここにいてくれたら”という写真を目にすると日本という“国”の態度が恥ずかしい。