今年(2017)は先の核兵器禁止条約のことがありいつもに増して熱気にあふれ、大きな前進一つの節目を迎えたという印象があります。
そんな中、安倍首相は平和式典での発言ではあえて触れず、被爆した人たち核兵器の廃絶を求め平和を願う・核兵器禁止条約会議への参加を願う人たちの申し入れに対しても「核保有国と非保有国の橋渡しをするのが日本の使命」だと切り返すのみ。いつものことですがそのためにこういうことをしますという具体的方策の全くない言動で答えました。 日本の首相なのに日本の立場に立たないその態度には「あなたはどこの国の総理ですか!!」という言葉が上がるほどでした。
ところで、原水爆禁止大会に関係する様々な報道の中に“目から鱗”のこんなものを見つけましたので紹介します。 それはアメリカ合衆国における核実験の中のビキニ環礁で行われた23回の核実験とはどうゆうものなのかをわが身に置き換えて想像しやすくしてくれる、それは同時に非常にショッキングな話でした。
通常、兵器(爆弾)の威力を表すときTNT火薬に換算すると何キロというような表し方をしています。例えば広島型原爆はTNT火薬に換算すると15,000トンの威力だ、というように。
そして核兵器の大きさ・威力を表すときにはその広島型原爆のいくつ分という言い方もします。それでいうと、どんどん大型化する時代の核兵器23発は12年間一日たりとも休むことなく毎日広島型原爆が落とされるという事だというのです。
朝目が覚めると原爆が投下されたあの惨状を毎日毎日体験しなければならない酷さ。
恐ろしいことです、普通に思うだけ・想像するだけでも精神的に参ってしまいます。
目が心が閉ざされていなければ これは何とかしなければ となるんではないかと、改めて「あなたはどこの国の総理ですか」と思います。
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