世界には変わった食べ物があるものだなぁと思います。そのそれぞれが風俗習慣
文化の違いからその国の人にはおいしいもの目にしただけでよだれが出てくるようなものでも、他の国・地方の人にはとても手が出せないと感じてしまうものもあります。 アヒルの有精卵の羽化少し前の状態の時に殻ごと卵をゆで上げて作るフィリピンのバロットもそういうものの一つと言えると思います。 (フィリピンでは「バロット」と言っているもの。同様のものが中国から東シナ海に面した国々にもあるようです。
このバロット日本からの同行者は、殻を打ち割り殻をむきスープ(?)をすすりながら「これがうまいんだよ」と言いぬめぬめとした黒い塊を口に運んでいました。何人もいる中で口にしたのは二人だけ。地元の人でも遠慮するもののようでしたが、これが好きと言う人にはやめられない
病みつきになるものなんでしょうね。
このバロット、お店でもあつかっているのかもしれませんが、このたびは
“ビレッジ”の住宅の一角のほんのちょっとした空き地に夜になるとおじいさんとおばあさんがベンチ型の簡易ソファーと小さなテーブルそれにバロットを入れたそんなに大きくないクーラーボックスだけのお店(?)で売っていたもの。 朝も昼からマニラ(メトロ)に出かける時もなく、用を足して夜も人通りが途絶えた時間に帰って来た時に同じようなたたずまいでA4サイズくらいの厚紙にバロットと書いたものを脇において売っていました。商売と言えば商売なんでしょうが、積極的に売っているという感じではなくて夕涼みをしているというような雰囲気の二人でした。このビレッジのどこか、この小路のどこかに住んでいる人なんでしょうか。
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