2014年10月28日火曜日

子どもたちとの映画製作 (2014.10.12版)

  映画館まで行くときの引率のお手伝いかなと思って顔を出した小学校の学外ボランティア。もう一人、前からお手伝いしていてくれた人がいるとのことでしたが、この人は単身赴任でこちらにいなくて映像の編集をするだけ。そう言う体制で、今年転勤してきたばかりの顧問の先生と、元気のいいのはいいことだけど何をするのかがわかっていない子供との映画製作だということを知った時は正直ビックリ。

 その上、1回1時間で均すと月2回、夏休み中はクラブも休みという回数。この条件で短編とはいえ一本の映画を撮るとなると、完成形を目指すというよりどこまでで良しとするかかなぁと思いました。じゃぁ来年につなげる意味で過程を大事にしたほうがいいのかなぁ、などと色々考えたわけです。

実際の撮影は教室からの移動、その他もろもろで、1時間というの中で実際に撮影に割ける時間はほんとにわずかなもの。自分なりに絵コンテも考え段取りはしたつもりでしたけれど、機材や特に珍しい小道具を手にしててんやわんや状態。
そんな状態は予測していたことなので、だからこそ準備をしたつもりでしたけど一人では・私の段取りでは中途半端なままに終わってしまいました。
 
段取りはしたつもりだったけれどどこまでで良しとするかですね」などと顧問の先生と話したりしているところで 精一杯でなくなっていたかもしれないと反省しています。
結果としてそこまでいかなかったかもしれないけれど、でも目標はそこにおいておかなければだめだったんじゃないかと。

で反省。であればなおさらの段取りだったのでしょうけど「どこまでで良しとするかですね」などと顧問の先生と話したりしないで、結果としてそこまでいかなくとも目標は完成に置いて置かなければだめだったんじゃないかと反省しています。
子どもたちは、お母さんに衣装を作ってもらったり、家にある物で小道具に使える物を探し出して来たりで盛り上がってきているし、予備日を入れてあと2回、もう一度段取りを考えて臨みます。

新しいレンズ買いました  タムロンB016・16~300㎜


近々、前回(2年前)行きそびれた沖縄 東村高江と平和記念公園・平和の礎、もちろん嘉手納や普天間基地そして辺野古に行く願いがかなうことになったので思い切ってレンズを買いました。精密機器メーカー タムロンのB016という型番の16300㎜、実に18.8倍もの高倍率ズームレンズです。前回「もう少し広ければ(広角)もう少し遠ければ (望遠)」という思いがありこの際思い切って購入したというわけです。あちこち出かける私だけれど沖縄までとなるとさすがにそうやすやすとはいけませんからね。(この時のレンズは、これまでつごう5年ほど使ってきた同じタムロンの18250mm。アフリカ・ケニアもこれで行きました。)

新しいレンズは私のデジタル一眼カメラのセンサーサイズがAPSCなので、広角側は3㎜広くなり、望遠側は75mm伸びることになります。 わざとこれまでと同じようなアングル シチュエーションで使ってみましたら、数字のイメージよりも望遠側は遠くが引き寄せられ、特に広角側はたった3ミリなのに「こんなに違うの!」と驚くほど。びっくりです。のぞいた感じはすごくクリア、明るく感じます。白内障手術をすると世界が明るくなると聞くけどこういうことなのかななんて思いながらファインダーをのぞいています。

レンズの性能というか写り具合について比べれば短焦点レンズにはかなわないのかもしれませんが、機動性というかあちこち動きながら、時にはレンズ交換の作業がはばかられるような環境・タイミングの多々ある条件下で撮ることの多い私にはこの手のタイプ・超倍率望遠ズームは最適だと思っています。

一番驚いたのは音。 駆動・合焦点の時、ジッジッという音が耳についたこれまでのものに比べるとほんとに静か。大きさは少し大きくなり重さも増しているけれど、一時迷ったあの超望遠ズームに比べればかわいいもの。静かだし、これでよかったのかもしれません。

 

デザイン、AFMF切り替えスイッチの追加、ズームリングとピントリングが前後入れ替わっていたり等何点か変わっています。

動きはスムーズですがズームリングが前に行ったということに関してはしばらくは意識しないとつい手前のピントリングの方を回してしまいますね。切り替えスイッチをAFにしておいても動くからなお厄介かな。 いずれにしてもズームリングを回すためには手・指をこれまでより前に持っていかなくてはならなくなりました。

今様子見なのはバッテリーの持ちのこと。私写真はピントよりもタイミングだと思っているのでオートパワーオフの設定はしてありますが、シャッターチャンスを逃さないため基本的にメインのパワーは切らないのです。現時点の印象としては、ジッジッと音を出していた18-250と比べていつの間にか残容量が減っている感じがするのです。音がしないから気づかないけど常に一生懸命ピントを合わせ続けて(駆動し続けて)いてくれているのかもしれません。

2014年10月20日月曜日

この演題で行こうと思いました。 「みててもいい」


「みててもいい」 くわえパペットステージ ひつじのカンパニー のメンバーのコラボによる人形劇観てきました。 

 本来は小さい子ども対象の公演のようで、メインの観客が小さい子が故に親御さんも一緒、親子での観覧スタイル。小さい子が反応するところ、私も含めておとなが反応するところがはっきりわかれていて、それも面白く見せてもらいました。

 登場する人形は、手に乗るような小さなものから両手で扱うようなものまで。もちろん造作はデフォルメされて動きも動物の動きとは違う動きなんですが、観ているうちにほんとにこんな動きだった様な感じがしてきて引き込まれてしまいました。テクニックについてはもうなにも言うことはありません。

 舞台設定・道具類一式は、小さくバラせるようになっていたり入れ子式になっていたり一部を変形させて使い回せるようにしていたりよくよく工夫されていました。何度も何度も演じ、考え練り上げてきているんでしょうね。

 話も、起承転結メリハリつけてはらはらドキドキ、最後はほっとさせてくれる展開。 最後のところでは「よかった~」と会場のみんなの気持ちが一つになったのを感じました。

 

 観ていて二つのことを感じました。

 プロでも一番最初に 観客 みんなの前にでてくるときは緊張するものなんだなぁということ。さすがはプロ、二言三言台詞を言ったらすっかり落ち着いて世界に入った(観客からすると引き込まれた)たようでしたけど。

もう一つ。歌でいえばバース 落語なら枕 といった導入部が終わりいよいよ人形劇本題の始まりという段になったら被っていた帽子をかぶりなおしたんです。目が見えないくらい目深に。 そしたらドッキリ。 空気が変わったというか 緊張というか、やっぱり“目”なんですね。 

2014年10月7日火曜日

“河野談話” を巡って

「連れて行かれる」金順徳描く

河野談話はときの宮沢内閣の河野洋平官房長官によって1993年に出されたもの。それは1991年に金学順さんが名乗り出たことによって出されるに至ったもの。だからそもそも吉田証言によって河野談話が出されるようになったかのように言うのは違っているのです。 (1965年の日韓条約の時点では現在のように多くの人が知るところではなかった)決して完全なものではなく不十分なところがありながらもまず第一歩となるもの。

 

河野談話を良しとしない人たちは、このたびの朝日新聞の吉田証言・記事取り消しを持って「根拠は失われた新しい談話を出せ=河野談話を取り消せ」と鬼の首を取ったかのように騒ぎました。 ところがその後の進展は目論見とは正反対の結論を導いてしまいました。

一連の動きの中、改めての調査で吉田証言のいい加減さが明らかになり、その過程で私も知ることになった、吉田氏自身が真実よりも話題になる文言を良しとしたというどうしようもない姿勢。当時“河野談話”をまとめるにあたって実際に作業をした人・石原官房副長官からは「吉田証言が信用できないという結論に達して参考にしなかった 取り上げなかった」という話が明らかになったのです。

それらの導くところとして、菅官房長官も「河野談話は吉田証言を根拠にしていない」と国会の場で認めざるを得なくなり、阿部内閣として河野談話を継承すると言わざるを得なくなってしまったのです。

 

安倍首相の、隠そう隠そうとする動きは逆に真実を明らかにしてしまっています。事は、吉田証言を取り上げて強制連行があったかどうかではなくて、女性がその人権を無視して性奴隷状態に置かれていたこと、人権問題としての従軍慰安婦=性奴隷を認めないこと自体が問われていることに気づいていない。この姿勢が、誤りを認めるところから始まる、戦争を繰り返させず平和へ友好への第一歩を阻害しているんだと思っています。

以前実際に銃火を交えた国々が一つになり、来年には一段と結びつきを強めた形で地域連合となるASEANの東南アジアに対して、いつまでも変わらない極東日中韓の状態のおおもとに安倍首相の歴史認識の問題がある事を憂います。

2014年10月5日日曜日

食生活と寿命の関係

 
  敬老の日ということもあってか先日都道府県別の長寿寿命が発表になりました。(厚生労働省発表2013年分)それによると男女とも第1位は長野県(男性80.88 女性87.18)だそうです。
数年前、特に女性において長寿県と言われていた沖縄がそのトップの座を明け渡したのは「沖縄ショック」という言葉さえ生んだほどでしたが、長野はすっかりその座を確保したようです。(全国平均は 男性79.59歳 女性86.35)
この変化、年代世代別分析の65歳未満でなくなる早世率においての変化が沖縄においては大きく影響し、長寿番付の順位が変わってきた。沖縄においては特に心疾患と脳梗塞が増えているというそうです。
その後、沖縄と長野県とを比較する形での研究分析が進んできた食生活。両方の食生活における変化の調査・比較によると。
・沖縄においては魚介類 野菜類 果実類の摂取が低下し、脂質(特に動物性)が増えている。 
・一日当たり乳・乳製品摂取量を比較すると 沖縄83.5g 長野113.4gという調査結果が報告されています。 

 

また、いささか古い研究になりますが、30年間の推移を追った報告において、全国的な平均寿命の順位では下位に位置しながらも、平均寿命の延び幅において一番に挙げられている秋田県のことは改めて記しておきます。
この結果は、私が以前実際に訪問した時に地元の医療関係の人たちから見聞したことも含めて、塩分摂取量を念頭にの食生活の改善、脳血管系疾患に対して県を挙げて取り組、高齢者の精神疾患に対する地域ぐるみでの取り組みが功をなした結果だと思っています。
 これは今回目にした文章には改めて触れられてはいなかったことですが、イギリスにおいての塩分摂取量を減らす取り組み。(日本においての実際の摂取量はまだまだ高いのですが)そしてその取り組みが示すものと同様の結果・方向ではないかと私は思っています。

 

2014年10月2日木曜日

笑いの効用


“笑い”の4つの効用 ・親和作用 ・誘引作用 ・浄化作用 ・解放作用 

社会学者 井上宏

 


つまり

・親和作用 

笑い・笑顔は場を和ませる。自身の緊張感も和らぐ。

親密感が増す。互いに笑いあうと親密感はいっそう増す。

・誘引作用 

人は笑顔のもとに集まってくる。 人は怒り顔の人のところにはわざわざ行かない。

・浄化作用 

緊張、気持ちの切り替え。ストレス解消。 (泣く、涙も効用)

・解放作用 

笑うことで心も体も強張りから解放される。とらわれから解放された結果、物事を多面・複眼的にとらえられるようになる。

ということ?

 

生物学的にも、笑うことで副交感神経が刺激されリンパ球の一種であるNK細胞が活性化し、免疫力が増すと言われている。

2014年10月1日水曜日

10-9-16  ナヌムの家インターンのFさんによる説明



説明を受けた建物外観
ナヌムの家を回るにあたって説明を受けました。
 説明してくれたのは日本から来ている男性と女性。女性は、この4月に愛知県から来たインターンのFさん。日常の生活援助、歴史館の資料整理、私たちのような訪問者の通訳などをしているそうです。

 

ナヌムの家は、1991年に一人のハルモニが名乗り出たことをきっかけに、日本軍による従軍慰安婦=性奴隷のことが韓国社会全体の問題として取り上げられるようになり。ほかに名乗り出る人も続き1992年にソウルに作られ、その後1995年にこちらに移転してきたんだそうです。おなじソウル・韓国の人同士とはいえ様々なことがあったのが機縁ですね。
土地を提供しますという申し出で移転してきた当初は小さな普通の家が二棟があるだけ。食事も自分たちで作り暮らしていたそうですが、年齢が行くにつれ自炊も移動も困難になり、2009年にエレベーターも完備した現在の生活棟が建てられるに至っているそうです。
内部
 先にブログに書かせてもらった「どうして一つの口で二つのことを言うのですか」
は、説明の合間に視聴した日本のテレビ局が作成したドキュメンタリー番組(15)から印象に残った言葉として紹介させてもらいました。 

 
追伸
ここでドキュメンタリー番組を観たり説明を受けたりしている間に、私たちの内の3人が代表としてナヌムの家居住棟に出向きハルモニに面会してきたそうです。高齢ということもあり大勢で面会に行って負担にならないようにとの判断だったそうです。 
今日ここに来ている人でそう言われて異を唱える人はだれもいないと思います。正直な気持ち、内緒で決めてしまわずに相談してほしかったと思います。

余談ですが、新潟の米菓柿の種をお土産に渡したそうです。お土産選びは難しいものだけどこのたびはどうだったかな。
 
もう一つ余談で。今日本人特に若い人が世界中、こんなところにもと思うほどで出かけています。でもさすがにここは少し気が重いんじゃないかと勝手に気をまわしてしまいました。