説明を受けた建物外観 |
ナヌムの家を回るにあたって説明を受けました。
説明してくれたのは日本から来ている男性と女性。女性は、この4月に愛知県から来たインターンのFさん。日常の生活援助、歴史館の資料整理、私たちのような訪問者の通訳などをしているそうです。
ナヌムの家は、1991年に一人のハルモニが名乗り出たことをきっかけに、日本軍による従軍慰安婦=性奴隷のことが韓国社会全体の問題として取り上げられるようになり。ほかに名乗り出る人も続き1992年にソウルに作られ、その後1995年にこちらに移転してきたんだそうです。おなじソウル・韓国の人同士とはいえ様々なことがあったのが機縁ですね。
土地を提供しますという申し出で移転してきた当初は小さな普通の家が二棟があるだけ。食事も自分たちで作り暮らしていたそうですが、年齢が行くにつれ自炊も移動も困難になり、2009年にエレベーターも完備した現在の生活棟が建てられるに至っているそうです。
内部 |
先にブログに書かせてもらった「どうして一つの口で二つのことを言うのですか」
は、説明の合間に視聴した日本のテレビ局が作成したドキュメンタリー番組(約15分)から印象に残った言葉として紹介させてもらいました。
追伸
ここでドキュメンタリー番組を観たり説明を受けたりしている間に、私たちの内の3人が代表としてナヌムの家居住棟に出向きハルモニに面会してきたそうです。高齢ということもあり大勢で面会に行って負担にならないようにとの判断だったそうです。
今日ここに来ている人でそう言われて異を唱える人はだれもいないと思います。正直な気持ち、内緒で決めてしまわずに相談してほしかったと思います。
余談ですが、新潟の米菓柿の種をお土産に渡したそうです。お土産選びは難しいものだけどこのたびはどうだったかな。
もう一つ余談で。今日本人特に若い人が世界中、こんなところにもと思うほどで出かけています。でもさすがにここは少し気が重いんじゃないかと勝手に気をまわしてしまいました。
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