2015年10月28日水曜日

15-10-0 「初めて行ってみたフィリピン」  

 
  初めてフィリピンに行ってきました。

考えてみればここ何年もまえから基地問題 社会問題・貧困 フェアトレード等々で縁があったことに気づきました。今年お正月に初めて口にしたフィリピンプリンをブログで紹介しようとして調べるなかでフィリピンに関する知識も少し増えました。そんな中 旅行会社から送られてくる案内にフィリピンのスモーキーマウンテンやスービック クラーク両基地跡を回るツァー企画があるじゃないですか。今年はそういうめぐりあわせの年かなぁと思いました。

ところがその企画、15人が最低実施人数だったのに3人しか応募がないということで中止になってしまったんです。それでどうしようかと思っていたところ、この春 介護の仕事をしたいと日本にいるおばさんを頼ってきたフィリピンの人の相談に乗ってやってほしいと頼んできた人が3年ぶりにフィリピンに行くということでそこに同行させてもらいこの旅の機会を得たというわけです。 感謝

ただ、あちらで案内してくれる人がスモーキーに行きたがらない。それだけ“危険を伴うところ”ということなのでしょうか。でもまぁ一度フィリピンに行ってもみよう。スモーキー行けないのは残念、だけどこれはこれで情報。こういう形でも得るものがあったと思いました。 

匂い 光線の具合 景色 暑さ 音 生活 限られた期間で巡った場所も限られた処だったけれどこれも確かにフィリピン。写真もいっぱい撮りました。フィリピンと日本の約20度という温度差に今体調がおかしくなっていますけどとにかく無事帰ってきました。これからたくさん紹介しますね。

それでは  

2015年10月14日水曜日

10-9-16 南大門地域 4/4 印象

  
久しぶりに“うねうね”という言葉が頭に浮かびました。

 解散(自由行動)を前に李さんからのアドバイス(注意?)がありました。「奥まで行くと私も探し出せないので、携帯を持っていない人はお店に入ってお店の人に電話を頼んでください。かけてくれますから。」と、電話番号の書かれた名刺を手渡してくれました。最後に「集合はここに30分後です。」と言われてみんなは思い思いの方向に分かれました。

 市場は30分で回りきれる規模ではありません。回れるだけ回って視てみよう、ぐるぐる回りながら集合場所に戻ってこようと思って小走りで歩き出しました。
路は並行に走っているわけでもなく真っすぐでもなく先が見通せません。案の定というか迷ってしまいました。 暗くもなってくるし、これはまずいなぁと思いました。時間のこともあるし、どんどん深みにはまっていく感じで焦りました。
それでどうしたか。これは通ってきたところを素直にたどって戻るしかないな、と内心ハラハラドキドキしながら市場を歩きました。

  その時の印象(おもい)は、自分の身長が急に低くなり相対的に高くなった畝に先の見通しを阻まれ見通せないそんな感じ。それで“うねうね”この言葉が頭に浮かんだというわけです。実際のところ路は舗装されているので作物の植えられている畑のような状態というわけではないのですが、まっすぐでも並行に走っているわけでもなくこの横への広がり具合・先のほうまで見通せない曲がり具合なんかを目の前にするとこの言葉がぴったりという印象です。

悪い印象ではありません。その広がり・移動・形を変えていく様は混沌ともいえるけど粘菌のように移動、生物が増殖していく(いる)という感じかな。でも立地と時代の流れ年代()の変化を考えるとずうっとこのままの位置づけこの規模ではなく観光名所としての位置づけが強まっていくのかなぁと考えてしまいます。

2015年10月11日日曜日

2015 なくそテ原発 柏崎大集会


2015 なくそテ原発 柏崎大集会」 に参加してきました。(2015.10.11 柏崎市海浜公園・夕日のドーム)  

会場となった夕日のドームは柱と天のあるだけの非常に開放的な会場。そこに息継ぎをするように時折激しい雨風が横殴りに吹き込んでくる天候でした。

参加者は主催者報告で1300人。カンパも報告時点での途中集計で40万を越しているそうです。報告に続いて提案がありました。それは「来年は東京電力・柏崎刈羽原発を人間の鎖で包囲しましょう。(壇上から見渡せる方向にある) その為には今日の参加者の3倍の3900人が必要です。どうか皆さん、来年は知り合いを二人ずつ連れてきてください。」というものでした。いいねぇ!
 

ところで、昨年に続いての参加で今年は“制服向上委員会”が出るということで注目していました。そのステージ、登場した制服向上委員会のメンバー(今日は3)は、正しくは“見目麗しい”と言うのですが、“見目かわいらしい”と言ったほうがぴったりの感じ。振り付けも声もかわいらしい。ただし歌唱力としてはAKBなどのアイドルグループの中ではしっかりしている印象。 

“制服向上委員会”の名前は前から知っていました。原発や戦争をテーマにした作品で 話題にはなるけれどテレビに出ないし、特に今年6月に安倍首相が怒ったとか脅迫騒ぎがあったとかいろいろ話題になって一度聴いてみたいと思っていたのでいい機会でした。
初めて観る・聴く制服向上委員会のメンバーは、小柄でかわいい声、曲調も明るい。でも、歌詞をよく聴いてみるとよくもまぁという感じ。ある意味突き抜けていて、思わず笑ってしまうほどおちょくっている。これじゃぁ安倍さんも怒るだろうなぁという歌詞。見た目もよく歌もうまいのにテレビに出ない(出られない)わけがよくわかりました。

スタンダップコメディの松元ヒロさんの逸話を思い出しました。ライブのあとNHKのディレクターが控室にやってきて「ヒロさーん よかったよーッ 出せない!!!」と言ったというもの。 ちょうどこんな感じかな。
 

 さて、今日は一人で来たけど今度来るときはどんなかな?! 来年が楽しみです。 

2015年10月10日土曜日

“ありがとう” という言葉




昨年放映された韓国ドラマで記憶に残ったやり取り・言葉があります。それは「ありがたい」という言葉。日本語吹き替えでしたので、韓国の言葉では微妙に違ったのかもしれませんが設定上は王様という役どころでしたからぴったりの印象でしたけれど。 

この“ありがたい”は感謝・お礼の気持ちを伝えるときの“ありがとう”という意味。、“ありがとう”を昔の言い方少し堅苦しい言い方で言うと“ありがたい”となり、これを漢字で書くと“有難い”となる。

日常の関係を円滑に進めるためにも何かしてもらった時などは感謝の気持ちを込めてもっとはっきりと「ありがとう」と口にするべきだと思っていますけれど、それが実は“有り難し()”とは、びっくりです。めったにないほどのことだから有難し→ありがとう だったとは。

そうなの そんなに珍しいことなの だけど「有難し」なんて言ってないで「ありがとう」って感謝の気持ちは素直に伝えたほうがいいんじゃないの、なんてことをずっと思っていました。こんなに親切にしてもらえるということはなかなかないことだ とてもありがたいことだ という意味合いだとすれば有りかなぁという気もしますが。
でもまぁそこまで深刻に考えなくとも、「ありがとう」という言葉はもっともっと口に出して相手に伝えたほうがいいんじゃないかなぁ。 

先日、東京に住む81歳の男性が新聞の読者欄に投降したものが目に留まりました。

妻が半身不随になり、私が家事をすることになりました。妻がしていた家事が、いかに大変だったかと改めて認識しました。
 妻は何かしてあげると、必ず「アリガトウ」と言ってくれます。自分がしてもらった時には妻の仕事で当たり前だと思い、感謝の気持ちは全然ありませんでした。
 今思い出すと、してもらった時「アリガトウ」と一言言っていたらと後悔しています。ストレスをためず、病に侵されなかったのではと…。
 私にいたわりの心がなかったためだと、妻に尽くしております。「アリガトウ」、癒される言葉ですね。

 
この世代の男性には珍しくない対応だったかもしれません。でも今は気づいているんですよね。この一言「アリガトウ」の大切さに。
「アリガトウ」と口にするのは今からでも遅くはない いつの時点からでも遅くない、と思います。 だけど奥さんが病に倒れる前に戻れたらということから考えてみるとやはり“有難い”という言葉・文字が生きてくるのかなぁ。

2015年10月9日金曜日

10-9-16 南大門地域 3/4  ハリウッド映画のように在る市場


 
 

 高層ビルの裏へ一歩入ると大小さまざまのお店が表通りのイメージからは想像できない程たくさん連なっています。裏に回ってみると実は というこの様は、まるで看板住宅・ハリウッド映画のロケセットのようにも。
 
 

 お店はちゃんと店舗を構えて営業しているものだけではなくて、屋台形式のものも。そして品物が路上にせり出してというのではなくてまさに路上に品物を並べている人、扱っている品物はこれだけ!という規模のお店?も。 なんだかケニアの時を思い出すなぁ。
 
 

 ゲートには地名や番号が書いてあるから、入口もたくさんあり面積的にも相当広いんだろうことが容易にわかります。そこを走る道は整備された道ではなくて、生活道路というか商いを営むなかで広がり形成された道でした。これから横にというのは高層ビルに囲まれてしまっているので無理としても、ゆえに中の道はまさにどんどん増殖していく迷路のイメージです。
 
 
 
 

 食べるところもたくさんありました。 ただし李さんから「夕食が控えているし 夏の暑い時期なので食べ物が痛んでいても悪いので食べ物は控えてください」との話がありました。地元の人に交じってみんなが普通に食べているものを食べてみたい気もしていたんですが残念。

袖振り合うも多生の縁


 
戦後 最盛期だったころの“タンゴ”の盛り上がりがどれほどのものだったのか直接知っているわけではないけれど、本場南米でも評価されたというすごいタンゴ歌手、タンゴの女王と呼ばれた“藤沢嵐子”という名前は知っています。
 その本人が新潟の、それもすぐ近くの長岡市に暮らしていた。それもついこの間の2013年まで存命だった…  常々、アンテナを高く張っていなければいけないと思っている私ですが、つい先日地元紙の記事を目にするまで全く知りませんでした。うかつでした。 
 ただし文を読むと、引退した わずらわしさから逃れる ということもあってこちらに来たということだしわざと公を避けていたようなので今回は私のほうのアンテナのせいだけではなかったのかもしれませんが。 実際、知っていたからと言って会えるとか、あっても何を話したらいいのか思いつも付きませんが。
 

 こんなことを想いました。

今この地球上に何十億という人が同時に暮らしている。その人たちのうち、一生の間に何人の人とかかわることができるだろう。直接でなくとも知ることができるだろう、と。
そう思うと一度結ばれた縁というものは大切にしなければだめだなぁ。いつも気を張っているというのも“張り詰めた弦は切れやすい”になってしまうけれど、知らないでいるとせっかくの機会を無駄にすると改めて感じた次第です。

2015年10月3日土曜日

“共感” で感じる温かさ


 


「寒いねと話しかければ 寒いねと答える人のいるあたたかさ」 俵万智

 共感とはこのあたたかさに違いない。話しかけられた人が、寒く感じていない、同意できないということもあるだろう。それでも「寒いんだよね」と寄り添ってくれるなら、話しかけた側としてはあたたかさを感じられる。

 イエス様のおっしゃった「敵を愛する」というのは、同意できなくても、共感するということなのかも。~

 

日本基督教団関東教区宣教部・ナルド通信第103 編集後記 より抜粋

2015年10月2日金曜日

私の気持ち 

 
  菅官房長官(安倍首相も)が会見でしょっちゅう使う言葉「丁寧に説明して理解してもらう。」これがどうにも気になって仕方がありません。耳だけでなく、正直この言葉を口にするときの顔つきを目にするといや~な気持ちになります。 この「丁寧に説明して理解してもらう」がどうにも気になって仕方なくなるようになったのは辺野古新基地計画のころから。 そして、今回の安保法制を巡って何度そんな思いをしたことでしょうか。

 本来“丁寧”という言葉はいい言葉のはずなのに、こんな風に気になるようになってしまったのは、辺野古のことで何度反対の意思表示をしても“理解できない”通じない今の安倍政権・菅官房長官のせい。こんなに逆なでしていてほんとにいいと思って使っているのかなぁと大いに疑問に思っています。

国民は菅官房長官の“丁寧な説明”を聴いて “まだ”ではなく すでに その危険性その問題を理解したんですよ。だから新基地反対も安保法制反対も意思表示をしたんです。

そもそも、理解してもらうために説明するというのは何回くらいそして期間まであり得るんでしょう。いつまでも終わりなしというのでは説明をして理解してもらうではなく 反対だろうが何であろうが言うことを聞け!! そっちがどうであろうとうんと言うまで続けるぞ ということだとしか思えません。やり取り・話し合いになってません。

 言葉が軽い中身がないというのは前々から幾度も言っていますけど、使い方までおかしくなっていますね。

 

もう一つ。“粛々”という言葉を口にするときも前々から嫌な言い方・持って来かたと思っていました。みんなそう感じていたんですね。翁長知事に注意・指摘されてこのところ耳にすることがなくなってすっきりしました。

だって、悪いことしてたのがばれてしまって(悪いことをしたことを謝るのではなく ばれてしまったことがまずかった)謝る。そんな場でしか使われないんだもの“粛々”という言葉がかわいそうだと思っていました。

 みんなそう思っていたんですよ。  

2015年10月1日木曜日

10-9-16 南大門地域 2/4  南大門市場“早い安い”眼鏡(店)


「韓国に行ったら眼鏡を買うといいよ。」      という話を聞いたことがあります。  
眼鏡(フレーム)というと日本・福井県の鯖江市が世界的にも有名なんだけど、なんで韓国なの? 
韓国では眼鏡を持つ人が多いから…というような話もありますが経緯がよくわかりません。
ただこの時、李さんから「韓国に来た記念・おみやげに眼鏡もいいですよ。もし買うなら最初に眼鏡屋さんに行って頼んでから別のお店を回るようにすると帰りまでにはできますよ。もし間に合わなければホテルまで届けてくれますよ。」という話がありました。
“早い安い”確かにメガネ屋さんが何件もあります。 お店の人がどんどん日本語で声をかけてきます。きっと日本人がたくさん来ているんだろうなぁ。