2017年3月8日水曜日

演技“力”って何だろう 歳を取るのも悪くない



   

    演目 演出 考え方によって、演技してるっていうほうがいいものもあればそのものになりきって演じてると思われない自然な演技の方がいいこともあります。
今、まだ若い・20代そこそこの女優さんが女学校時代から演じ始め子どもが成長し最終的には60歳くらいまで演ずることになる番組があって、実年齢より年上の3040代も“演技”という事で見ると十分にうまいと思ってみています。
ただし細身で小柄な体つきについてはどうしょうもありません。手・首・眼尻・体つきさえも今の時代だからいろいろできるのにあえて特別なことをしていないのが自然でいいと思っていますが。だって、若い俳優が年上を演じているというのは誰が見たってすぐわかるんだから。
そんな風に演技力というものを思っていたところに、先日ある女優さんがほぼ実年齢の役を“演じて”いるところを目にしてびっくりしてしまった。重ねて言うけれど、先の若い女優さんも十分にうまくセリフなどもよく考えているなぁとわかるんだけど、この年配女優の台詞の言い方がまさに“当人”なんです。この女優さんの別のところでのノンインタビューの模様を見たことがあるけれどそれとは違うしもちろん演じているんですけれど。となってくると、これは演技がうまい下手とかとは別次元のものだと気が付きました。
 私事ですが、今もらう役は実年齢よりもずいぶん若い役や時によっては動物の役の時もあるけれど、以前別のグループ・劇団で出ていたころはいろいろな役の設定で出ても何時も「その役その者に見える」と言われていました。私にそう言った人はもっと破たんしたり特別なものを期待したのかもしれません。でも私は、役になりきる・自然という事を狙っていたのでいいほうに取っていました。これが絶対というものはないのでどちらの見方考え方もありなんだと思いますが、“演ずる”とは別の次元で“年齢”が見せるものもあると気づかされた次第です。
 でも、年齢のいった人が年齢のいった役をやっても全然の時もあるからやっぱり演技力?

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