2017年7月6日木曜日

生理的にいや と感じられ始めた安倍首相


このたびの東京都都議会議員選挙の結果まず思うのは、誰もが驚く安倍首相率いる自民党の歴史的大敗北(57から過去最低の38議席をさらに下回る23議席に転落)と小池都知事率いる都民ファーストの会の6から55という大躍進というところでしょうか。

因みに 民進党は打つ手が見つからない感じ。(前回選挙当選者は15、今回選挙前に離党者続出で7になり結果5名の当選にとどまる)日本維新の会はひところの勢いがありません、もともとは大阪の地域政党という生い立ちもあるのか地が出てきたというか飽きられたのか1名でした。



安倍首相の率いる自民党の敗因は、実感として生活が全然よくならないのに秘密保護法・集団的自衛権・武器輸出そこへあまりにも強引なこのたびの共謀罪法案の通し方。まともに対応せず逃げ回るばかりの森友・加計学園問題。稲田防衛相の問題発言・豊田議員のパワハラ発覚と来て支持率の低下・不支持率の上昇という事態になりました。

 数に任せての強引な国会運営。敵と味方とに分けて私的関係・利害関係優先。朝令暮改、軽い言葉 自分に都合のいいように言う事を変える・ルールを変える。反対・異を唱える者に対してはもちろん質問されることに対してさえも感情的になり、真摯な態度で理を尽くし言葉を尽くすという対応をしませんでした。その結果が支持率の低下・不支持率の高まりにつながり歴史的敗北に結び付いたわけです。

 これは取り返せないパターンだと思います。言葉で・理で不支持になったのではなく“生理的に”安倍首相をイヤになったというのは、説明や話以前のことですからもうどうしようもないと思います。



質問に答えるどころか質問・話自体聴かない。資料(記録)は失くした 存在しない 覚えていないと、真摯に聴かずもちろん答えない。示された資料・証拠に対しても“怪文書”と決めつけて調べもしないで否定する。のらりくらり ちゃんと取り合わない、見下し馬鹿にする態度で返す。反対の声が高まると高圧的に強引に押し通す。 これでは、言っても無駄となり嫌いにもなるというものです。自業自得とはいえ、安倍さんはまずい領域に踏み込んでしまったと思います。



ところで、このたび大きく当選者を出した小池東京都知事引き入る都民ファーストの会。具体的に何を目標とし何をしようとしているのかがいまだに具体的に伝わってこないし、報道・インタビューの時の小池さんの様子を見ていると多分に安倍首相と同じ匂いがします、これからどうなっていくのでしょうか。

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