2020年10月9日金曜日

金は出しても口は出さな

  


ついに世界でもトランプ大統領 ボルソナロ大統領と並んで取り上げられるに至ってしまった、菅総理による日本学術会議次期会員任命拒否問題。私に言わせると「粋じゃないねぇ」という所。 本来“粋”の反対語は無粋そして野暮。 その野暮の方は言う側言われる側の関係性があるというか、至らないけれどまだ可愛げがある救いがあるような印象があるけれど、この度の菅さんの言動はそれとも違う。だからあえて 粋ではない とします。

菅新首相は確かにたたき上げなのでしょう。そうでもしなければここにまでなれなかったのでしょう。でも結局は、上り詰めたがゆえに教養の無さが露呈してしまった感があります。(この際に菅さんの威を借りてという人たちも情けない)

教養人と言う人は各地何処にでもいたけれど、何処にいる 財を成した 高い地位に居るという事即ち教養のある人とならないところが絶妙なところ。 “金は出しても口は出さない”と言う言葉があるけれど、「年間10億お金を出している」から言ってもいいんだなんてのは、その言い方も含めてあまりにも直接的。 政 行 財いずれにおいても文化支援は不況になると真っ先にカットのこの国において、政策 制度 人柄、いい意味でのパトロンはいないのでしょう。

人品 教養というものは幅広く 難しいものだと改めて思います。

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