2015年8月22日土曜日

小規模多機能型施設 1/2

 
「毎日何してるの~ ちょっとのぞきに来ない」すっかりご無沙汰していた人からの電話でどんなものかと見に行った先の介護施設。比較的新しい業態で言葉は知っていたものの具体的なイメージが浮かぶほどには実際を知らないままに出かけていきました。

行ってみたら、お年寄りが利用する施設同士なのに、たとえばデイサービスとはずいぶんと雰囲気が違う。具体的にどこがということは最初からつかめたわけではなかったけど、違うということはすぐわかりました。 

その日わかったこと、先ずその規模。小規模といういわれか最大量登録人数は25名。その人たちのうち一日上限14名の方を対象に運営される。もっと大勢の人が登録しその人たちが入れ代わり立ち代わりやってくるデイサービスとはずいぶん違います。そしてデイサービスとの決定的違いは小規模の方は必要に応じて泊まることもできるというところ。

 

働き出したとき介護技術的にも“知識と実際”の違いを実感させられたけど、一番大変だったのは利用登録している20数名の人たち全員を一度に覚えなければならなかったこと。人間関係を結ぶこと。いくら介護・お手伝いと言っても、知らない人に触られたくなんかないですものね。

これはあと後になって確信したけれど“集団対応と個別対応

もちろんほかでもその人個人を見据えてはいるんだけれどそれを承知の上で大きく言わせてもらえばそれは 集団対応と個別対応 という言葉で言い表せると思います。

わたしより少しあとに他の施設・デイサービス経験の長い人が入ってきました。その人は確かにベテランで、段取もいいし“介護技術”“手慣れたもの”。 でもどうしても一つの集団として捉えて対応しているように見えました。これは、長年そういう対応で良しとする施設にいたからなのかなぁ。

 “多機能” これも味噌。介護・食事つきで泊まることもできるは先に書きましたけれど。朝夕の送迎のほかに、必要に応じて病院や他施設お店まで付き添いながらのお出かけも可。すべてができるわけではないけれど私の所は医療要求度が結構高くても対応しています。もちろん在宅訪問も可。よそでは施設や職種によって細かく分けられてしまうところもつなぎ目無しで対応。

同じ小規模多機能型と銘うつところでも細かく言えばいろいろ差異はあるのだろうけれど、ここの対応は集団対応を持って好としているところに置き換えると協調性のない人 問題行動のある人 問題のケースといわれてしまう人・行動も可。 さあみんなでカラオケですよと言われたってみんなが演歌が好き童謡唱歌が好きな人ばかりじゃあないですものね。私なんかジャズボサノバそしてワールド系が好きですもの。

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