2015年7月3日金曜日

行きました 写真を撮ってきました だけではだめなんです


新キ兵例会に参加してきました。(2015626日金曜 1830~ )この度は新潟在住のカメラマンSYさんを講師に招いてということでした。この名前は2月のシリア入国を目的とするパスポート騒動で久しぶりに耳にしました。
もう結構前のことになってしまいますが、初めてSYという名前を耳にしたころMTという名前もあちこちで耳にしました。当時の私は正直な所二人を混同していました。その後MTさんの方は写真そしてそれにかかわっての行動を継続し深め、方やSYさんの方はまれにその消息を聞くくらいで写真を目にすることもありませんでした。今は何をしているんだろういったい何をしたいのだろう何を生業として生活しているんだろうと思っていました。正直な所、まれに耳目にするときはいつも突拍子もない印象で、発想に少し関心を持ちながらも同時に何か違うような危惧も感じていました。 2月のISによる日本人ジャーナリスト殺害事件(多くの人々・ジャーナリストが殺されていますがここでは話の進め方で)後の渡航宣言とパスポートを巡る騒動のときも、もしかしたら私が知らないだけでこの間も何らかのことをしていたのかもしれないと思ってもみましたが、それにしても唐突な再登場でした。
同じころ名前を耳にした二人だけれど、その後の経緯は随分と違ってしまったように感じます。 

当夜は確かに、司会者による講師紹介そして自己紹介でパスポート返納のことが出てきましたがこの日のメインはシリアに行く資金をためるために昨年行った原発事故処理中の福島第1原発の写真とその時の話。→ 公式には3次下請けまでになっているが私は6次下請けだった。途中でピンハネがくわえられ日給1万円だった。仕事を紹介してくれたのは右翼の人間が主催していたペーパーカンパニー。 これが汚染水をためているタンクこれが漏れたオイルこれが漏れたオイルの入っていたタンク、なんの役にもたたない防護服を着ている私。いい宿舎いい部屋は地元の人に取られていた…  ただ話しの進め方写真の紹介も唐突で それでどうなの なにを伝えたいのかがさっぱり伝わらない。○○だからこれを見てくれということではなくてただあっちへ飛んだりこっち飛んだり。言葉(単語)は耳に響くけれどそれで何?という感じ。 途中何度も「今日は持ってきませんでしたが~」と言っていましたけれど、今夜に向けてちゃんと準備をしたの?いくら小さい集まりといえどこれではなぁという感じ。 私でさえ結果として満足してもらえないことになろうとも、自分なりにちゃんと準備をして臨みます。この人に対しての違和感、どうもわからない共感しきれない原因はこんなところにあったのかもしれません。 

パスポート返納に関してはこれから東京で裁判を起こすのだそうです。今弁護士と打ち合わせをしているのだそうですが、弁護士からは地元で支援するグループを作ってくれと言われている、資金カンパもお願いしたいと言っていました。人それぞれ、様々なので支援者も現れるだろうし、カンパも寄せられるだろけど私はそんな想いにはなれませんでした。

その時その場 現場に立つのが大事だと言っている私でも、じゃあ現場に立てばそれだけでいいなんてことは思いません。なぜその時その場に行ったのか自分でも考え、それを伝えるためにどうしたらいいかを考えて発信する。それが伴わなければ行きっ放し、手段が目的になってしまって終わりだと思います。 確かにこの人は現場に行った、でもそれで何をということではそれ以上のものを少なくともこの夜は感じられませんでした。

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