2015年7月22日水曜日

「沖縄連帯・支援の集いin新潟」(2015.7.19)


春先から案内を目にしていた、沖縄の伊波洋一さんを講師に招いての「沖縄連帯・支援の集いin新潟」(2015.7.19)に行ってきました。
 集会は大勢が集まりすごい熱気でした。こんなことを言っても地元のひとでないとわからないでしょうが、信濃川右岸の近道を通り会場を目指し県庁を過ぎて少ししたあたりで会場を目指す車による渋滞に巻き込まれてしまいました。特に昨年からの、辺野古新基地建設を巡っての動きで多くの国民が関心を高めているところに先日の安倍政権による安保法制=戦争法案強行に対する思いの意思表示の場として一段と多くの人が詰めかけているようです。雰囲気が変わってきていると何度も書いていますが、ここへ来て一段と変わってきたと思います。

 伊波さんによる講演-沖縄からの報告-「沖縄が変われば日本が変わり、アメリカも変わる」は、私にとってここ数年で一二と感じさせる内容でした。
 紹介される数々の資料の一つ一つが驚く内容、各資料のつながりもとても滑らか。それを時系列に並べて見直してみるとまたびっくり。いかに用意周到に準備を積み重ね、戦争に向かって準備がされてきていたんだということがすごくよくわかりました。
その資料の数々が極秘扱いのものではなく、関心を持って当たれば一般の人でも普通に入手できる公表されているものだということに2度びっくり。

辺野古に建設が画策されている新基地が、単に世界で最も危険と言われる普天間基地の移転ではなく規模も機能も大幅に強化されてのものだということ。いかに大浦の自然を破壊するものであるか、それはアメリカ(合衆国)本国では通らないことを日本・沖縄では平気でやっている。その二重基準に対して、日本の政府は何ら異を唱えるどころか日本の国民に対してアメリカのお先棒を担いでいることがよくわかりました。
 スライドで紹介される沖縄戦の映像“鉄の雨”という言葉は知っていたけれどこれほどのことかこういうことかということが目で見てほんとによくわかりました。 事件事故の実例・数の紹介。まさに植民地状態、いかにアメリカに遇されていたか、日本に切り捨てられていたか。アメリカ占領下での沖縄の人たちの上に降りかかった惨禍。具体的な数字 資料 映像で紹介してくれました。
 その中には、わざと地域振興を図らず基地があるから潤っているように意図的に仕向けられてきたこれまでと、不十分ながらも返還された地区の開発、そして平和・観光産業によって地域が大きく変わり経済構造も変わってきた流。東アジアにおける沖縄の地理的な位置・優位性。 歴史から見ても交易で栄えた沖縄 観光・平和産業によって発展してきている現在の沖縄。  

 原発も攻撃されるだろうとなっているアメリカによる戦略研究も紹介されました。
アメリカは経済規模で大きく伸びる中国と直接戦火を交えないで済むように、日本を守るのではなく中国と直接たたかわないようにするために日本を引きずり込もうとしているアメリカの狙い。

 それにつけても。安保法制=戦争法案 自体問題ですが、それ以前に日本の国会に法案を提案する前にアメリカ議会で法案成立を約束してしまう屈辱的な安倍首相の言動・日本政府の卑屈な態度。対米従属以外の何ものでもないと思います。

0 件のコメント: