この日一日を通してみてみれば決して悪天候というわけではなかったのですが、統一展望台・展望室から対岸を望むころはたまたまガスが出ていたというか見通しが悪く、イムジン河越しに北朝鮮側の“宣伝村”と呼ばれているところをよく見ることができませんでした。
ガスが出て見通しが効かないというのは、この地形的な条件そして時間帯なども何か影響しているのかなぁなんて感じました。攻めるも護も昔から重要な場所だったんでしょうね。
統一展望台・展望室では、説明映像が英語中国語と並んで日本語でも用意されていました。それだけ日本人が来るのか、意味合いとして別の配慮があるのかはわかりませんが。
ところで、いくら大河を挟んでだとは言え特別に大きな兵器でなくとも十分届きそうなくらいに近い韓国と休戦状態にある対岸の北朝鮮。天気のいい日に望遠鏡越しなら人々の簿暮らしぶりまで十分に望めることでしょう。北朝鮮ではどのように呼んでいるのかわかりませんが、だからこそ“宣伝”村と言われるゆえんなんでしょうね。東西冷戦時代の西ベルリンが東ドイツ・東欧諸国に対してのショーウインドーだったなんて昔のことを思い出してしまいました。
でもこちら展望室から対岸の家々まで見えるということは、きっと向こうもこちらを監視しているんでしょうね。技術の進歩を伴ってということがあるけれど、今の社会情勢ですからここだけに限られたことではないのが怖いところですが。
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