私ヘリコプターの音を聞いたことがあります。あの空気をはたきつけながら圧縮して浮上しているエンジンのうなり音とともにパタパタパタと来る音色、ただ大きいだけでなく飛行機とはまた違う独特の音だと思います。このたびオスプレイのエンジン音も初めて耳にしました。積載能力が大幅にアップしていますので当然ながら機体そのものも大型化し2基積まれた大型のエンジンの音はより低域寄りで野太くお腹の底から身体じゅうにびりびり響いてくる音でした。
ところで。高熱になる排気はエンジン・機体から見ると後方に出るわけですが、それはオスプレイにおいても同様。ジェット戦闘機と同様エンジンの後ろに立ったりしたら大変なことになるわけです。ところがオスプレイはその目的からくる設計上、離着陸の時エンジンの向きが変わって機体から見ると下方にその高熱になる排気が出る形になり、その時にはエンジン出力も挙げられますからすごい轟音と高熱のガスが地面をたたきつける形になるわけです。だから着陸しようとする地面が燃えたという報道は何ら不思議じゃないことです。それが頻繁にやってくる
低空飛行をする 離着陸するんですから、そこに前々から住んでいた人たちにとってはもともと墜落という重大事故も含めて危険の度合いが高いといわれているオスプレイにたいして来てくれるなと行動を起こすのは至極当然のことだと思います。
“低空飛行”それはオスプレイの使用目的上必然視されていることですが、実際どれほど低空を飛んでいるのかは、この写真の普通にある電柱・電線に引っかからないように目印のコーンが取り付けられているところで想像してください。この電線、特別に高い鉄塔に張られた電線じゃないんですよ、こんなに低い電線に引っかかるほど低空飛行をするのかと怖くなります。