2016年3月30日水曜日

弁護士・布施辰治


何度も何度も同じ思いになり口にしていることだけれど「本当にまだまだ知らない(知られていない)立派な人(立派な行いをなした人)がいるんだなぁ。」と改めて感じています。

今回改めてそんな思いにさせてくれた人物は、1880年に宮城県現在の石巻市に生まれ、戦前にはその活動から自身も治安維持法で逮捕収監され、戦後も1953年に亡くなる前年まで三鷹・松川事件の弁護に携わった布施辰治という弁護士です。直接的には再現ドラマを含めての弁護士・布施辰治の活動・生涯を扱った映画を観たからです。

「世の中に一人だって見殺しにされていい人はいない」の信念で、戦前戦後に困窮を極めた人々の立場に立ち自分の専門を生かし・ヒューマンな感覚で社会の不条理に立ち向かう一生を生き抜いた人。
  戦前、どんどん人々が孤立化させられていく中で今だってまだまだ不十分な“権利”そしてその発想、その言葉を口にすることすら忌み嫌われ時代に、民衆の立場に立ち自分の専門知識を生かして自身も弾圧を受けながらも奮闘した人。守られるべき人の立場で自分の専門知識を生かした人。時代の困難さは私の想像をはるかに上回るものだろうに勇気を失わず生き抜いた人。

戦前戦後に活躍した社会派弁護士 という言葉一言で言い表すことはとてもできない人だとは思うけれど、こんな人もいたのかと感慨深い思いでいます。

 

*家族 家族の存在 妻の存在 夫婦瑞祥

 何かなす人には必ずその存在があるなぁと感じさせられました
 
 

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