2013年8月17日土曜日

ガマの息(生)苦しさを思うほどのすざまじい蒸し暑さ 1/2


この夏、梅雨明けが8月にずれ込んだ(2)のも初めてのならその後の暑さの凄まじいことと言ったら。昨年も暑かったけどそれ以上。

 この身全部が熱気に包みこまれています。   

じっとしているだけでも息苦しく、動くときには熱気の壁の抵抗を感じます。

この抵抗感は、そうだなぁ。お箸で持ち上げようとするともろくザクザクと崩れる寒天ゼリーのような感じかな。

がんじがらめに押さえつけられるようなものではありませんけどこの蒸し暑さでかなりきついものがあります。

 

この息(生き)苦しさの中で私は沖縄のガマのことを思い出していました

 

私が訪れたアブチラガマはヘルメットを被るのが入る時の約束事になっていました。入り口は狭く急で背を丸め首を縮めないと頭をぶつけてしまうものの、いっきに下った先は蟻か何かの巣のように何層にも幾部屋にもなっている大きなものでした。

崖もありました。どこも平らではなく、坂になっているし歩を進めるには凸凹。岩がゴロゴロ、足元が悪く危ないものでした。 

この時はガイドさんと幾人かが懐中電灯を持っていましたが、本来は照明などはありませんので真っ暗、手さぐりで足を進めるようなものです。踏み外して足を捻挫してしまいそうでした。

アブチラガマは病院壕になっていたガマだそうです。

思った以上に天が開け広いところもありました。ここで明りを一切付けないようにと言われてすべての明りを消しました。

ほんとに真っ暗なんです。身動きできません。みんなの緊張が高まるのを感じました。

 

暗く深く広いところに、今は私たちのグループだけでしたから苦しいほどの湿気 蒸し暑さは感じませんでした。

何か“気”と言うか暗闇の中で、恐怖感 緊張感で背中やわき腹にざわっとしたものを感じました。

とは言え、これでぎゅうぎゅうのすし詰めだったらどんなに蒸し暑いか酸欠状態で息苦しかっただろうか、とわが身に置き換えるのは難しくありませんでした。

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