2013年8月27日火曜日

今年のスキヤキに行かなかったわけ    人に響く紹介の仕方


去年の今日はスキヤキに居ました。

でもこれを書いている今は家にいます。

 

今年も春先から、だれがやってくるのかなとスキヤキのウエッブサイトをのぞいていました。

第一報 第二報と紹介されるミュージシャン達。

今どは誰が決まったかな、どういうスケジュールになったかな、とたびたびチェックしていました。

私が(まだ)知らないだけで、間違いなく実力を伴った素晴らしいゲスト達なんだと思います。

 

 でも、行くぞ! にならなかったんだなぁ。

 なんなんだろう。

紹介される経歴はそれはそれ、あんなものともいえるけど過不足なく充分だと思います。なんだけど、何か突き動かされるものを感じなかったんだなぁ。

ストーリーかなぁ。

 

 昨年はOKIさんをぜひ聞いてみたいと思い都合をやりくりして出かけました。

 

 OKIさんを初めて知ったのは新聞の新譜紹介のコーナーでした。

何枚(幾人)か紹介される中で、特にOKIさんについては途絶えていたトンコリを復活させた人間、日本と言う国境を越えて北方アイヌ系の人間としてアイヌ文化、アイヌの人々のためにいろいろな取り組みをしている…

どんなCDなのか、どんな人なのか関心を持ちました。

あるとき、発進させた車のカーラジオから流れてきた音楽に一瞬にして全身が耳になりました。

その力強さ、ぐいぐいとこの身体を引っ張り出される乗り。途中から耳にしたので誰の演奏かわかりませんでしたけどすごくすごく惹かれました。

何時の放送・演奏か、どの曲名・演奏者の前だったのか運転中忘れないように必死でいました。

ネットで調べたらそれがOKIさんだったんです。

こういう出会いと物語が私をスキヤキに行かせたんだと思います。

 

私が知らないだけ。今年の出演者たちだって全員が素晴らしい物語を持っているはず、でもスキヤキのサイトを見ている分ではそれがわからなかったんです。

結局は出会い“縁”なのかもしれないけど、紹介する時はどういうことが必要なのか教えてもらいました。

勉強になります。  2013.8.24記             

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