市の広報で、日本・韓国・ロシアの作家たちの作品展「第3回ともだちとトモダチと友達展」が中之口先人館で開催されるという小さな記事を見つけました。この所の情勢を考えると一段と大事な取り組みだなぁと思いながら金曜日(7月18日)に出掛けてきました。
展示は、今は新潟市に編入されてしまった中之口村の歴史と地域で実際に使われていた郷土資料・民具などの展示の傍らにあり、広報紙から受けた印象よりは全体の規模は小さいものでした。ただ、その中に3.11の原発事故を受け巻の原発住民投票のことを題材にした俳句があったんです。戦争や原発 最近では従軍慰安婦=セクシャルスレイブなどを題材にした作品が展示されると、不思議な問い合わせの電話が入ったりして展示中止になったりする風潮がある中でえらいなぁと思いました。逆のケースはまずない中で、だいたい右翼的なこういう“問い合わせ”には弱いのが常ですからね。
収穫は、その名前こそ前から知っていましたけれど知らない逸話がたくさん紹介されていた大横綱と言われた羽黒山と地元中之口出身の名士の紹介でした。たとへば東京の銭湯経営のほとんどが中之口村出身の人、映画制作会社東映の社長も中之口出身の人等々がたくさんその顔写真や資料と共に紹介されていて「そんな繋がりがあったのか」と思わぬ収穫でした。
それに先立つ前日の木曜には新潟日報メディアシップ内の にいがた文化の記憶館で開催されていた「新潟の女性たち」展に行きました。新潟にも世界的に有名な「武士の娘」の杉本鉞子さんをはじめ伝説の時代から多くの優れた働きをした女性がいます。事前に入手した案内を見ると「この人も新潟の人だったの!」と思うような人も紹介されていて楽しみに出掛けました。
「新潟の女性たち」の展示そのものは顔写真と書籍・書簡をメインにという形で全体のスペースもそんなに広くないし、案内で期待させられたほどではありませんでした。常設の新潟出身の地元名士たちに交じってという感じかな。
ただ、資料として買い求めてきましたけど全国規模での大きな人物相関図が勉強になりました。こんな繋がり、反発をへてことを成してきたのかといろいろ知ることができました。
展示がなかったので、見附出身の詩人
矢沢宰が抜けているなぁと思いリクエストしておきました。
今の書き順では前後してますけど、木曜金曜と何やら同じような展示を観たなぁという印象でした。
続いて土曜は、たっつあんのベストCD完成記念コンサート。
会場となった江南区文化会館は、新潟の中心部を挟んで反対側で遠いので遅れないように早めに出かけ、併設施設の図書館と郷土資料館の資料館のほうを見学させてもらいました。展示品のなかには「これ家にもあった」なんてものも並んでいて、少し前には普通に使っていたものもだんだんこういうところに並ぶようになってきたのかなぁと感慨深いものがありました。
木・金・土それぞれに得るものがありましたけど、同じようなものが3日も続くと結構ハードだなぁとも感じた日々でもありました。
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