2014年8月26日火曜日

第2次世界大戦後69年の間に大きく違ってしまった日本とドイツ


新潟はやはりお盆を過ぎると風が変わりますねぇ。先週=お盆の週に比べるとずいぶん変わりました。特に、朝が楽になったと感じています。

それにつけても、この所繰り返される異常気象、特にこのたびの広島の土砂・土石流・大災害はひどい。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。現地で活動している消防隊をはじめとする人たちボランティアの人たちの思いと行動に敬意を表します。

 

話変わって。

そんな悪条件・猛暑の中で感じていたのが、ドイツと日本の第2次世界大戦に対する姿勢(戦争責任)の違いのこと。

ナチスドイツが降伏した58日はヨーロッパ戦勝記念日になっていますが、日本においての“終戦の日”815日というのは“お盆”という事で国民全員が一様にご先祖様に思いをはせる日。

私常々、日本における“終戦の日”がなぜ815日になったのかと思っています。そこに何の作為もなかったのか。“終戦”をその日に重ねることによって“国民総責任”にすり替えて、政府としての責任の明確化と取り方をうやむやにしているように思えるのです。

8月は6日広島9日長崎の原爆投下15日終戦のことがあるので、さまざまな発言・調査の発信があります。市井の人たちの大陸各地・国内での様々な実体験の公表、語ること自体家族をはじめ周りの人たちとの関係でも大きな決断が必要だったと思いますが以前はなかった兵隊(加害者)として行ったこと見たことの公表もこのところ多くなった印象があります。
対して、国・政府としては総括がされていないと思います。 認めるべきは認めちゃんと総括して責任を明らかにし、取るべき人が責任をとらなければだめだと思います。日本の国・政府としての戦争責任の追及、認識、対応が圧倒的に足りないと思っています。ナチスの戦争犯罪に時効はないとしている、周りの国々との関係修復に努めているドイツ。同じ敗戦国でありながらドイツと日本は今では大きく異なってしまいました。従軍慰安婦=セクシャルスレイブの事ひとつとっても、原爆症認定、こんなに問題になっても国会議員として国務大臣として靖国参拝を続けていること。何より、人類の英知の到達と言ってもいい現行日本・平和憲法の否定、増強される一方の軍備を巡る動きをみると思います。

戦争、広島・長崎そしてビキニ水爆実験への対応を中途半端なままにしていたから、福島第1原発事故とその後の対応で過ちを繰り返しているのだと強く指摘している人が多くいます。全く同感です。

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