8月6日広島原爆の日。「第25回新潟県生協連平和集会」(新潟駅前・万代市民会館)に連日の猛暑の中参加してきました。
今日も朝の内から集会後の平和行進には暑すぎる一日。“平和行進”はすでに新潟では6月に広島に向けて行われていて、その時は呼びかけもなかったのに何で?という思いがありました。でも考えてみれば、新潟を通過したのはその後広島まで行くためにあの日程だったわけだし、8月6日に広島に行くことのできる人ばかりではないわけで、自分の住むところでも参加できる集会があるということはすごくいいことだと気付きました。
それはともかく、私は「核兵器なき世界を目指して、第5福竜丸は航海中」と題しての東京都立第5福竜丸展示館主任学芸員の安田和也さんの話を訊きたかったのです。
講演は、以前参加したビキニデーで聞いた話、山下さんたちの調査・研究でも訊かせてもらったこと+その後に判明してきたこと、情勢。夏休み中、子どもの参加もあるということで配慮されたのかなという飽きさせない工夫がされ、話慣れてもいるのか円滑な進め方で有意義な時間でした。
集会最後“集会決議文”の提案の所で一悶着ありました。
これだけの規模の集会の準備ですから、早い時期から準備に取り掛かっていたと思います。各地に散らばっているたくさんの組織・人員が集まり準備をするのは大変だったと思います。ご苦労様でした。
それを踏まえての話しなのですが。用意・提案された集会決議文(案)は全体集会レベルでの宣言ですし、早くから準備を始めた分刻々と変化する情勢に関しての直接の文言がなかったのです。それで、会場の参加者に向かって賛同を求めたとき会場から「原発再稼働反対という文言が入っていない」という発言が出たんだと思います。原発・核を巡る数々の問題のことは抜けることなく盛り込まれていたんだけど、先日の大飯原発再稼働差し止め判決・川内原発新基準適合(安全認定ではない!)再稼働を目指す動きに対しての直接の言葉がなかったのです。準備って難しい、大変なものだなぁと改めて思いました。
ところで。
8月6日広島原爆の日といえば晴れ、暑い日という印象しかありません。でも今回は雨だったんです。何でも43年ぶりとの事です。
そして、情けないというか恥ずかしいことをしてくれたのが安倍首相。安倍首相のあいさつは昨年の原稿の数字(等)だけを置き換えたものだったんです。みんながどのような思いで参加しているのかの気持ちに、人道に反する兵器=核を無くそうとしているのかに全然思いが至らないことを再び明らかにしてしまいましたね。真実とは別に、ここではこう言ったほうがいいだろうという事だけを平気で口に出せる二重基準はいけないと思います。
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