2016年9月25日日曜日

2016夏 二つの集会 2/2 2016 なくそて原発柏崎集会 (9月3日 柏崎市文化会館アルフォーレ)


   昨年の集会終わりのあいさつで「来年は柏崎刈羽原発を人間の鎖で包囲しましょう」との訴えは、残念ながら移送の課題が解決できないという事でかなわずダメでした。 その結果第3回となる今年の集会は、駅近くのアルフォーレを会場に静岡県湖西市の三上元市長を講師に「原発立地県からの発信 脱原発8つの理由」と題した講演会。制服向上委員会の歌、各団体の取り組み報告、パレードという内容となりました。



会は一段とかかわる人・団体の輪が広がっているように感じました。その運動は浜岡原発から60㎞圏に入る浜名湖西岸に位置する湖西市の脱原発を目指す首長会議・世話人でもある三上市長の話をはじめより多様に具体的になってきているように感じました。

春夏秋冬の各季節ごとに行っている風船プロジェクトの報告では、冬に挙げたときわずか3時間で170㎞も離れた福島市から風船が飛んできたという連絡が来たそうです。530㎞圏内の避難計画でもいまだ大きな課題が解決されないままなのにわずか3時間で170㎞ですよ。時間とともに休みなく放射能は拡散し続けるわけですが、それに加えてわずかな時間でそこまでという速さの問題もあるということですよね。根本は原発があること自体が問題なわけですが、事故対応避難対策の課題が残るままの現状を考えると恐ろしい話です。

三上市長の話はとても分かりやすい口調と内容で、戦争になれば標的になる原発はテロや飛行機の墜落という想定を全くしていない。地震大国の日本、津波を避けるどころかわざわざ危ない海岸線に原発を建設している。使用済み核燃料問題が解決していない。 本当は安くないと最近とみに争点になってきている原発のコストの話等々、原発にかかわる問題も含めての危険性 経済性に関して資料を示しながらわかりやすく話してくれました。



  びっくりしたのはこの日も母親大会の時と同じように泉田さんの名前が出てきたこと。「今立候補を表明している人が知事になったら柏崎刈羽原発が再稼働してしまいますよ。泉田県知事を何で立候補させないんですか。」と話していました。新潟の人が思っている以上に、県外では評価されているんですね。

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