初めて沖縄に行ったとき、美ら海水族館もその一部になる海洋博公園内のおきなわ郷土村に保存されていた沖縄の伝統的な民家でお茶をごちそうになりました。
外に面して全面解放された部屋、懐深い軒そして土間。土間から出入りするので足りていると言われればそれはそうなんだけれど、どうも普通に言うところの玄関にあたるものに気が付きません。
ここには管理やお客様の接待をする人たちなのでしょうか、3~4人ほどの女性がいてお茶を出してくれました、お茶請けの黒糖とともに。喉も乾いていたし疲れてもいたのでしょう、お茶はおいしくお行儀が悪かったと思いますが出された黒糖も全部口にしてしまいました。
雨模様という天候のせいもあったのでしょうか美ら海水族館のような賑わいはここにはなく、それでだったのか誰に聴かせるという感じでもありませんでしたけれど三線を弾き歌いだしました。穏やかないい雰囲気でほんとにくつろぎ、流れる時間が変わりました。
2度目になる今回の沖縄行きで沖縄の伝統的民家にはそもそも玄関がないという事を知り、それをきっかけにアフリカケニアのキベラスラムのマゴソスクールを知ってもらう講演会のことを思いだしました。演者がキベラスラムの知人の家を訪ねたとき、門はあるけれど周りを囲む塀がまだ完成していない状態だったので入りやすいところから入ったら「門から入ってくれ」と言われて入り直したという話。
閑話休題
そしてキベラスラムでの逸話は人の尊厳という事を。
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