2017年5月21日日曜日

2020年オリンピック・パラリンピックの年までに ~


どうにもまとまりません。 先日安倍内閣の今村復興担当大臣がその職にあるまじき「東北でよかった」発言で更迭となった時、安倍首相はインタビューに答えて「任命した私に責任がある」と言い切りました。 でも、その後今に至るまで安倍首相は何ら責任を取ったと思えることをしていないので、いったいどういうつもりで言ったのかなぁという辺りを書こうかなと思い立ったのですが、続く続く、今につながる醜聞が次から次へと噴出する上に後々に大きくかかわる事で収拾がつかないのです。  


先日の憲法記念日・53日、唐突に「2020年(オリンピック・パラリンピックの年)までに改憲を行う。~」と読売新聞および改憲派団体が開いた集会向けのビデオメッセージで公表しました。 発言内容は、これまで憲法学者が違憲とする中で歴代政府は合憲だと言い続けてきたのに9条に新たに第3項として自衛隊を明記して合憲としたいとするもので、さすがに身内からもこれまで自分たちが合憲だと言い続けてきたのは何だったのかという反応が出るほど中身もタイミングもびっくりの物でした。 国会・審議の場での態度もいただけません。新聞およびビデオメッセージの事を国会で問われると「あれは自民党総裁の立場で提案したものであり総理大臣としての私は答えられない新聞を熟読してくれ」とのあまりの言いよう。 議員・大臣として憲法尊寿の義務があるという事がかろうじて頭にあってこのような態度をとったのかもしれませんが、普通にはこのような使いわけは通用しません。 森友学園問題同様に前から出ていた加計学園問題に関しても問われたことに答えるのではなく「そんなことを質問してもし違ったら責任をとれるんですが!」と結構な剣幕。

質疑ではなくかみ合わない状態で持論を延々と述べるのみ。

北朝鮮をめぐる対応でも、戦争が起こらないように努めるのではなく国民の不安をあおるばかり。 国民一人一人の生活に関しては、安倍内閣ができてからすでに何年もたっているのに今更「今度委員会を立ち上げます 」で好いことは出てこない。苦しくなるばかり。

2020年のオリンピックのために」というのを頭につければあれもこれもなんでも通るかと思っての強引なやり方も大問題。 以前廃案になった共謀罪の目先を変えたテロ等準備罪。質問に答える側の担当大臣の資質もひどいものだけれど、委員会の質疑内容 運営の仕方も“民主主義の国”に値しない禍根を残す恥ずかしいもの。「法案はテロリストに対しての物であり一般の人を対象にしていない。人権・プライバシーはちゃんと守られる。・・・」基本的に正規軍じゃないんだから見てすぐわかる軍服を着てるわけでもないし、調べたい人を全部調べるでしょうね。 それでいて たばこ・受動喫煙対策は進まず。 これはどうなるのでしょう、オリンピックがあるからと言わないの?関係ないの?  要は自分に都合のいいところを都合のいいようにつまんでいるだけ。

生活に関して具体的な成果がないうえに、こんな失礼・不遜な態度でいて支持率が下がらないというのがどうにも不思議。

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