「総理のご意向」という内部文書が明らかになって、一気に大きく扱われるようになった加計学園問題。 内部調査を行った文部科学省は、ほんとに全部調べたの?と誰もが思うほどの短時間で「総理がかかわったという事を示唆する文章は発見できなかった」と報告。
加計学園の問題は森友学園の土地代金8億なんて規模じゃありません。土地代金の棒引き、獣医学部建設費など何やかやと合わせると桁が二つも上がるんですから。
文部科学省の内部調査。 会見の場で記者からどこを調べたのかと問われると文部科学大臣は「共有ホルダーを調べた」と、それだけ!? 全部調べたわけではないんだそうです。それでないと言い切ることができるとはとても思えません。同じ会見の場で「文部科学省は調べる能力はない」とまで言っているのですからなおさらおかしい、ないという証明には全くなっていないと思います。
探すというのは大変なこと、見つかるまで(!)探さなけりゃならないんですから。でももっと大変なのは“ない”という事を証明するために探すこと。 あるはずの物を探し出すのは見つけた時点で終わり、運がよければすぐ見つかって終わりという事もあります。 でも無いことを証明するのはほんとに大変。全部調べなければいけないし、自分では全部調べたと思っても相手が納得しなくて「それでほんとに全部ですか?」と言われたらそれは大変。 これはもう「悪魔の証明」という言い方があるほどなんですから。今回の文部科学省の調査程度では駄目ですね。
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