「戦後70年の中で最もふさわしくない人・・・」これは先日アメリカ合衆国を国賓として訪問、上院あるいは下院議員の前でというのはこれまでにもあったけれど上下両院議員が一堂にそろったところでは初めてという“日本の代表”安倍首相の演説後、当のアメリカ合衆国で出された論評の中の一文です。
中国・韓国はもちろん世界中の国々から、戦後70年の政府談話・安倍首相の発言が注目されている中わざわざアメリカまで出かけて行って何を話すだろうと注目を集めていた演説でした。満面の笑、絶頂、嬉しかったんでしょうねぇ。でも中身がなかったというかうまくかわしたというか、取り方で変わってしまうような微妙な言い回し単語で結局はっきりしたことは言いませんでした。印象に残ったのは、ほんとに受けてるのかどうかわからないジョークの場面。テレビ映像ではこちらの方としっかり握られた英語の
あんちょこ ばかり何度も流されていました。
ところで。事前の準備で苦労している場面が取り上げられるくらい無理をしてまで英語でスピーチしなければならなかったの?と思ってしまいます。今のご時世ですからできないよりはできた方が好いでしょうけど、今よりはるかに困難な状況下で時の吉田首相は(白洲次郎の注進を受け入れて)英語で準備していた演説をあえて巻紙に書き起こし演説したという逸話を知っているので。国を代表する“首相”として国の内外に発する姿勢、印象としてこのような選択も時にはありですからね。
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