2015年5月16日土曜日

職場・仕事がストレス(オーバーストレス状態)を生み出すとき。 それが結局…


 

 私よりも若く、ずいぶん前に(自己都合)退職した人がいます。 縁あってその後も時々会っているその彼がある時こんなことを言っていました。 「思い切ってやめてよかった。あれではだめだと思う。やめてわかったことがたくさんあった。」と。

 ヘッドハンティングされたわけでも特別な技能を持ち合わせてもいなかった自己都合退職者が新たな仕事・職場を見つけるというのは決して楽なことではなかったと思います。実際その時に聞いた仕事そして待遇を聞くと、前の方がよかっただろうにとすぐ分かりました。けれどその待遇の違い(ダウン)を超えて彼を明るくすっきりさせていたのは何だったのだろう、ずっとずっと気になっていました。

 その時彼が口にしたことの具体的な事は聞きそびれたけれど、最近自分なりにこういうことかなぁと感じたことがあったので一つ。

 休日出勤するということについて

私は前の職場で(配属先は別だったけれど彼と同じ医療法人)私も嫌だし他の人もいやだろうと思って極力土日には催しを入れないようにしていました。 「それも含めての仕事だよ給料だよ」と言われればそうなのかもしれないけれど、どんなに夜遅くなろうと土曜日曜休日に出勤しても出て当然、どこかに代わりの休みがということはありませんでした。休みの日にわざわざ出勤しても、だからと言ってねぎらいの言葉などは何にもありませんでした(でも出ないと言われる)。

じゃあ前の職場のそれは仕事じゃなかったのかと言うと、同じことを平日の勤務時間にしても問題にならないので“仕事”だったんだと思います。そう考えてくるとなんだかわけのわからないおかしな話。そう感じながらだったから積もり積もってストレスを増していました。 やはり仕事、仕事をしたんならちゃんと評価をしてもらいたかったということだったんでしょうね。  

 それが不思議なもので今の所・変則勤務になってから土曜日曜の出勤も苦にならなくなったんです。仕事自体はどちらが楽かと比較できるものではありません。今の所・職場はシフト制による変則勤務だからそもそも“休日出勤”という発想・言葉がないのかもしれません。でも日曜に出れば出たでちゃんと別の所で休みがつく。つまりその日はちゃんと仕事をしたと認められ評価されているということなんです。
 ちゃんと評価されてほかに休みがつく。 その点で気(精神的には)は楽、自分の中ですっきりわり切れています。 

 と考えてくると、企業としてよりいいものになるためには有形無形いろいろなものがあるんだと改めて気づきます。

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