話し戻って。先日ロシアで行われた対独戦勝記念式典はウクライナ問題がありドイツを含めて欧米の多くの国々が出席しませんでした。けれどそこが“さすがドイツ”と感じさせてくれたのが、その記念式典とは明確に別の位置づけで対独戦で亡くなった多くの無名戦士の墓にドイツのメルケル首相が訪問、献花をしたということです。
ある意味旧ソ連・ロシアが対資本主義諸国・対外的に力を誇示しようとする式典には参加しないけれど、ナチスドイツが行ったことは認め責任を取り続けるんだ、誤りを繰り返さないという国そして国を代表する首相の決意の表れということですね。そんな対応のできる首相・国だからか、戦後補償への対応も日本と違います。
法律上 外交上一区切りがつくということは条約・法律の上では存在していることだけれど、その後新たな事実が明らかになった時の日独の対応違っています。「もう決着をみた事柄だ」と言い切って顧みない日本、新たに明らかになった事柄に対して「法律上は一つの決着をみたけれど道義上の責任を認め、法律をある意味超えたところで公的機関も含めて対応。」しているドイツ。日本の従軍慰安婦=セクシャルスレィブ他の諸問題、取り返しのつかない被害をこうむった人たちに対する対応を顧みるとほんと違いを感じます。
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