この取り組みは主催団体の一つのピープルツリーのウェッブサイトなどを見てみますと、1100人以上が亡くなり2500人が負傷したと言われている大事故(危険を指摘されていたとの事なので事件というべきか)後始まり現在では50か国を超える国々で取組が行われるほど広まっているそうです。
その集まりの模様を伝える記事の中にあった私をびっくりさせた発言、そして書き留めておきたい発言を記します。
高い安い その服を着て幸せな気持ちになる。わざわざ労力をかけ高いお金おはらってでも気に入ったもの良い物を手に入れる。あえて古着を選ぶ。(物々)交換ということもあるので、幸せな気持ちになるかどうかは、ただその服を手に入れる時の金額の高低だけではないように思います。金額が高くても「いいものを手に入れた」と感じ、決して高いとは感じない費用対効果が高いというケースもあるので
ファストファッション 今の時代・時代の流れの中で生まれてきたと考えればこれも“文化” 伝統的な(衣料)文化に対してのカウンターカルチャーと言えばそうかもしれません。食でもそうですし、社会がファスト○○早く早くと急かされているようになったのは事実です。けれどこの事故でも明らかになったような先進諸国と言われる国の大企業と発展途上国そしてそこでの低賃金と劣悪な労働条件という関係によってのみ成り立つようなことが許されて良い訳がありません。
翌年にはもう着られない(デザインも強度も)使い捨て。そのための過酷な生産現場、そして低賃金を求めての発展途上国へ津波のように押し寄せて引いていく。その国の産業育成にも発展にも結び付かず、その国の人たちへの不公平・不公正な対応。このような行為が何の問題を持たないなんてことはあり得ません。 たとへ事故というような悲劇が起こらなくとも、人の犠牲の上に立つ自分の喜びは幸福などとは言えないことなのですから。
他いくつかの発言を
「どんなふうに作られたかわからないものは買いたくない」イギリスやドイツにおける20~40代女性の8割がエシカル(倫理的な)かどうかを購入時に意識している。
「量と価格から心へ。着たときにだれが幸せになるかというところに代わってきている。」「利益を上げることが最優先の産業構造を変える時。」「経済効果だけが望まれがちな社会で大事なものを見失ってはいけない。」
生駒芳子(ファッションジャーナリスト)
「私たちが着る服が作られている環境や現実を知ることが必要です。」
末吉里香(フェアトレードコンシェルジュ)
「大量に安く作ることではなく、雇用を守り、家族との幸せを感じるつくり方とはどんなものなのか、考えることが必要。」
中村善春(織研新聞事業局長代行)
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