日本でお盆と言うと
“盆暮れ”という言い方があるように特別な時期。この時期ばかりは、普段なかなか休みをとらない人でも仕事をやりくりして、故郷に帰り仏壇の前で手を合わせ先祖のお墓参りをし御先祖様の魂をお迎えし数日を共に過ごすのです。 御多分に漏れずこの風習もだんだん厳密ではなくなって来たものの、それでも 日本中あっちへ行ったりこっちへ行ったりさながら民族大移動。大渋滞のニュースはこの時期のお決まりのテーマとなっています。
お決まりのテーマと言えばもう一つ。お盆の15日は終戦の日でもあるので、これに合わせての戦争・原爆関係の番組も普段なら考えられない質 量で放映されます。
ところで。私は前々から
なぜ昭和天皇による玉音放送がお盆・8月15日に流されたのか。 8月15日を終戦の日にしたのかを考えていました。
昭和20年(1945年)のころは地域の結びつきは今よりもずっと強く風習も色濃く残っていたころ。昭和30年代に入ってからの農業の機械化 都市部の労働力需要の高まりで日本の社会が大きく変わるずっと前でしたので今より固定的で単一的な考え方をしていた時代。 人々はずっと信心深く生活と風習は密接でした。皇民教育も徹底していました。 ですからこの日に玉音放送をし終戦の日にしたのには作為を感じます。
日本のみんなが先祖のことを思い 頭を垂れる日にぶつけてきたこと、その後政府主導で一億総懺悔と言いだして責任の所在をうやむやにしたことなどを考えるとそんなたくらみを考えてしまうのです。
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