1995年6月、沖縄戦終結50年の年に建立され屏風のように連なる花崗岩で作られた記念碑に刻銘された人々の名前はすでに20数万人を超えているそうです。
平和の礎に名前が刻まれているのは沖縄の人だけじゃなく、沖縄県以外の日本各地から来た人たちを含めた沖縄の戦いで命を落とした人たちを国籍・民間人か兵隊かにこだわらず名前を記しているのだそうです。
刻まれている名前を追う目が思わず止まったのが 誰誰の子 とだけ刻まれている名前(!?) 全員が亡くなった一家なのでしょう。それがやっと生きていた証として平和の礎に刻まれた。 自分につながってくるものを絶たれ、自分からつながっていくものを絶たれる。 あまりに多くの人が亡くなる戦の中で、お葬式を挙げられることも弔われることもなく放置され、場合によっては野ずみにされ“処理”される遺体。 平和でこそ弔いの式が行われ悲しむ人がいてくれる。改めて、平和な状態って何の答えを思います。
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