2018年8月11日土曜日

O2 14-11-8 これは沖縄そばです



写真の沖縄そば、私のイメージから言うとこれは十分ラーメンだと思うんだけど沖縄では“そば”なんだそうです。

 うんちくとともに紹介される全国各地のご当地ラーメン、こだわりとともに提供される有名店の個性的な創作ラーメン。 食事と食事の合間の時間に一時の空腹を満たすための物的なものだったのが、今ではこだわりとともに供され値段も高くなり十分メインの物に変わりました。海外でも知られるようになり、いまや日本の“ラーメン”は世界の物になったと言えます。

 

 沖縄料理というと豚肉という事で、沖縄そばも広く沖縄地域以外・大和地域で使う焼き豚とは違う豚肉の塊・三枚肉が載っています。そして沖縄にはソーキそばというものもあると聞いていました。 じゃぁその両方を食べてみようと思い立ってガイドブックに目を通したら、ソーキとは豚のあばらの事、それを乗せた沖縄そばをソーキそばという。という事がわかりました。 つまり、沖縄には沖縄そばとソーキそばがあるというのではなくて、沖縄そばというものがあって、その中にソーキを使ったものヤギ肉や中身(豚の内臓)を使ったものなど様々なものがあるという事がわかってきました。 日本各地にご当地ラーメンがありますが、より地域的な違い・特色のあるものが沖縄一県の中にさまざまにある・残っているという事ですね。



 沖縄そば という言い方について。

昔 麺と言えば そば があって うどん があってその次にラーメンという位置関係があったように思います。今は見なくなった言い方でシナそばという言い方がありました。それがよくない言葉という事で、中華そば という言い方になり、今はすっかりラーメンという言い方が主になりました。 それでも、昔からのお店に行ったりするとメニューに中華そば、その中華そばに具が五品(沢山)乗っているという事なのでしょうか五目そばなんてものを目にしたことがあります。そのメニューにラーメンなんてのが併記されていたりするともうわかりません。

 そして、言葉の伝播という事でいうと少し前は“テレビの時代”と言われテレビを通して全国の言葉が一様になって(された)行きました。 そんな中、沖縄は1972年まで日本とは引き離されていましたから、その時間差が沖縄文化の独自性を保たせていたのかもしれません。 見た目は十分ラーメンなのに「これは沖縄そばです」という言い方もそのアイデンティティの一つという事かなぁと私は考えてみました。

*写真後列真ん中の小皿。 ジーマーミー豆腐 もおいしかったですよ。

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